Microsoft Sentinel向けAzure Monitor (GovCloud向け)
Keeper ARAMイベントとAzure Monitorの連携
この連携機能はKeeper GovCloudをご利用の組織のみを対象しております。GovCloudをご利用でない場合は、Microsoft Sentinel連携ページをご参照ください。
概要
Azure MonitorとMicrosoft Sentinelは密接に関係しています。Sentinelはログ管理とデータ収集のためにAzure Monitorのインフラを活用しており、Azure MonitorはLog AnalyticsやAzure Monitor Agentを含む基盤プラットフォームを提供しています。その上にSentinelが構築され、取得したデータをセキュリティ情報およびイベント管理 (SIEM) 機能に活用します。
Keeperは、Azure Logs Ingestion APIを使用して、Azure MonitorのLog Analyticsワークスペーステーブルへイベントを直接ストリーミングすることに対応しています。2025年1月時点では、この方法とAPIがAzureログへのイベントデータ送信に推奨されています。
セットアップ手順
Azureポータルにアクセスします。
1. アプリケーション登録の作成
Azure App登録は、Logs Ingestion APIへのAPIリクエストを認証するために使用します。
[アプリの登録] に移動し、[新規登録] を選択します。
フォームに以下のように記入します。
名前:
KeeperLoggingサポートされているアカウントの種類: デフォルトの [シングルテナント] を選択
リダイレクト URI: ここでは空欄のままにします。
[登録]をクリックします。
登録後の手順
管理を展開します。
[API の公開] をクリックします。
アプリケーションID URIの [追加] をクリックします。
提案されるデフォルトのURI (例:
api://[client-id]) をそのまま使用します。
2. クライアントシークレットの作成
Azureの [アプリの登録] から、[管理] > [証明書とシークレット] に移動し、[新しいクライアント シークレット] を作成します。
[説明] と [有効期限] を設定します。
生成された値をコピーし、Keeperボルトに保存します。
この値は最後の手順 (クライアントシークレットの値) で必要になるため、必ず保管してください。
[概要] 画面で、ディレクトリ (テナント) IDと表示名も控えておきます。
以下の情報を後で使用するために保存します。
アプリケーション (クライアント) ID
クライアントシークレットID
クライアントシークレットの値
ディレクトリ (テナント) ID ([アプリの登録] ページに記載されています)
3. Log Analyticsワークスペースの作成
Log Analyticsワークスペースは、Azure Monitorがログデータを収集・保存するための中心的なリソースです。すでにワークスペースを作成済みの場合は、この手順をスキップできます。
Azureで [Log Analytics ワークスペース] に移動します。
[作成] をクリックし、以下の項目を設定します。
[サブスクリプション]: 使用するAzureサブスクリプションを選択
[リソース グループ]: 新規作成または既存のリソースグループを選択
[名前]: わかりやすい名前を設定 (例:
KeeperLogsWorkspace)[地域]: 任意の地域を選択
[確認および作成] をクリックして内容を確認後、[作成] をクリックします。
4. 登録したアプリケーションにロールを割り当てる
対象のLog Analyticsワークスペースで、KeeperLoggingアプリケーションに「Log Analytics Contributor」ロールを割り当てます。
ワークスペースの画面で、以下の手順を行います。
手順3で作成したLog Analyticsワークスペースを開きます。
[アクセス制御 (IAM)] を選択します。
[ロールの割り当て] を選択します。
[追加] > [ロールの割り当ての追加] をクリックします。
「Log Analytics Contributor」と入力し、該当するロールを選択します。
[次へ] をクリックします。
[+ メンバーの選択] をクリックし、一覧からKeeperLoggingアプリケーションを選択します。
[選択] をクリックします。
[確認と割り当て] を選択します。
ロールの割り当てが正常に完了したことを確認します。
5. データ収集エンドポイント (DCE) を作成
データ収集ルール (DCR) を作成する前に、データ収集エンドポイント (DCE) が必要です。
Azureで「データ収集エンドポイント」 (DCE) を開きます。
「Data Collection Endpoints」を検索し、[作成] をクリックします。
以下の項目を設定します。
[サブスクリプション]: 使用するAzureサブスクリプションを選択
[リソース グループ]: DCRで使用するものと同じリソースグループを選択
[地域]: 任意のリージョンを選択
[名前]: わかりやすい名前を設定 (例:
KeeperLogsEndpoint)
「Logs Ingestion URL」をメモしておきます (後の手順で使用)。
例:
keeperlogsendpoint-mcag.eastus-1.ingest.monitor.azure.com
6. テーブルとデータ収集ルールを作成
Log Analyticsワークスペースを開き、[テーブル] を選択して新しいテーブルを作成します。
変更内容を確認し、問題がなければリクエストを送信してテーブルを作成します。
この例では、テーブルは KeeperLogs_CL として表示されます (Azureが自動で _CL を追加します)。
7. データ収集ルールにアプリの許可を割り当てる
Azureのデータ収集ルール (DCR) の箇所から
対象のDCR (例:
KeeperDCR) を選択します。[アクセス制御 (IAM)] を選択します。
[ロールの割り当て] を選択します。
[追加] > [ロールの割り当ての追加] をクリックします。
「Monitoring Metrics Publisher」と入力し、該当するロールを選択します。
[次へ] をクリックします。
[+ メンバーの選択] をクリックし、一覧からKeeperLoggingアプリケーションを選択します。
KeeperLoggingアプリケーションにロールを割り当てます。
同じ手順を繰り返し、「Monitoring Contributor」と「Monitoring Reader」のロールも追加します。
8. データ収集エンドポイントにアプリの許可を割り当てる
Azureのデータ収集エンドポイント (DCE) の箇所から
対象のDCE (例:
KeeperLogsEndpoint) を選択します。[ロールの割り当て] を選択します。
[追加] > [ロールの割り当ての追加] をクリックします。
「Monitoring Metrics Publisher」と入力し、該当するロールを選択します。
[+ メンバーの選択] をクリックし、一覧からKeeperLoggingアプリケーションを選択します。
KeeperLoggingアプリケーションにロールを割り当てます。
同じ手順を繰り返し、「Monitoring Contributor」ロールも追加します。
これでAzure側の設定は完了です。次に、管理コンソールの設定を行います。
9. 管理コンソールを更新
Keeper管理コンソールでの設定手順
Keeper管理コンソールにKeeper管理者としてログインしてから、[レポート&アラート] に移動し、[Azure Monitor Logs] を選択します。
上記手順2から以下の情報を入力します。
AzureテナントID: Azureの [サブスクリプション] セクションで確認できます。
アプリケーション (クライアント) ID: アプリ登録 (KeeperLogging) の [概要] 画面から取得します。
クライアントシークレットの値: アプリの登録のシークレットから取得したクライアントシークレットの値。
エンドポイントURL: 以下の形式で作成されたURLです。
https://<collection_url>/dataCollectionRules/<dcr_id>/streams/
?api-version=2023-01-01
エンドポイントURLは、以下の値を組み合わせて作成します。
<Collection URL>: 手順5で取得したURL
<DCR_ID>: データ収集ルール (DCR) の Immutable Id の値 (例:
dcr-xxxxxxx)<TABLE>: Azureで作成したテーブル名 (例:
Custom-KeeperLogs_CL)
セットアップ完了
KeeperからAzure MonitorにSIEMログが送信されると、数分以内にCustom Logsテーブルにデータが表示され始めます。
トラブルシューティング
テスト目的で、Bearerトークンを生成し、Azure Monitor APIに対してAPIリクエストを送信することで、プロセスの仕組みを確認できます。
Bearerトークンを取得する手順
以下の情報を置き換えて、リクエストを送信します。
<Tenant_ID>: 手順9で取得したテナントID<Application_ID>: 手順9で取得したアプリケーション (クライアント) ID<Client_Secret_Value>: 手順9で取得したクライアントシークレットの値
これらを使って、Bearerトークンを取得するためのリクエストを行います。
トークン取得時の scope には、利用するクラウドに応じて以下のベースURLを指定します。
Azureパブリッククラウド: https://monitor.azure.com
Azure US Governmentクラウド: https://monitor.azure.us
Curlリクエストでトークンを取得する
curlを実行すると、応答JSONに access_token などが含まれます。例は以下のとおりです。
返却された access_token を使い、以下の手順でKeeperイベントログ送信用のcurlリクエストを送信します。
SIEMイベントを送信
以下のようにCurlリクエストを送信してください。
以下の各部分を置き換えてください。
<ENDPOINT_URL>: 上記の手順9で作成したURL<TOKEN>: 上記で取得したBearerトークン
Bearerトークンの有効期限は1時間です。
イベントは、Log Analyticsワークスペースに反映されるまで数分かかることがあります。
最終更新

