RDPプロトコル - Azure仮想マシン

KeeperボルトからAzure仮想マシンへの接続を確立

概要

本ページでは、PAMマシンにAzure仮想マシンを構成し、RDPプロトコルを設定して、KeeperボルトからAzure仮想マシンへのゼロトラスト接続を確立する方法について取り扱います。

要約

このセットアップでは、以下の手順が必要となります。

以上を完了すると、KeeperボルトからAzure仮想マシンへのゼロトラスト接続を開始できます。

1. 接続強制ポリシーの有効化

管理コンソールから、接続関連のPAMポリシーを有効にします。

ポリシー
内容
コマンダーCLI

接続設定を構成

ユーザーに、PAMマシン、PAMディレクトリ、PAMデータベース、PAM設定レコードタイプの接続およびセッション録画設定を構成する権限を付与します。

ALLOW_CONFIGURE_PAM_CLOUD_CONNECTION_SETTINGS

接続を開始

ユーザーにPAMマシン、PAMディレクトリ、PAMデータベースレコードタイプの接続を開始する権限を付与します。

ALLOW_LAUNCH_PAM_ON_CLOUD_CONNECTION

セッション録画を閲覧

ユーザーがセッション録画にアクセスして閲覧できるようにします。

ALLOW_VIEW_KCM_RECORDINGS

2. Keeperゲートウェイのインストールと構成

PAMレコードタイプをボルトに作成する前に、Keeperゲートウェイをインフラ内にインストールする必要があります。以下を参照の上、インストールしてください。

また、ゲートウェイトークンを用いてKeeperゲートウェイを構成する必要があります。詳細はこちらをご覧ください。

3. PAM構成の設定

PAM構成には、インフラ、設定、関連付けられたKeeperゲートウェイに関する重要な情報が含まれます。対象のインフラに応じて以下のページをご参照ください。

4. PAMマシンおよびPAMユーザーレコードの作成と構成

ゲートウェイとPAM構成レコードを設定した後、Azure仮想マシンおよびそのユーザーをボルトのPAMレコードタイプに構成する必要があります。

  • PAMマシン: Azure仮想マシンをこのレコードタイプに構成します。

  • PAMユーザー: Azure仮想ユーザーをこのレコードタイプに構成します。

Azure仮想マシンをPAMマシンレコードに構成する例については、こちらのページをご覧ください。

5. PAM設定およびRDPプロトコルの構成

PAMマシンレコードには、Keeperゲートウェイがマシンを特定して接続を確立するために必要な情報が含まれます。PAMユーザーレコードは、接続を認証するために必要な情報を保持します。

PAM設定では、PAMマシンレコード上で対象に対する接続やトンネルの有効化を行います。RDPプロトコルの構成については、こちらのページをご参照ください。

接続の起動

RDPプロトコル接続をPAMマシンレコード上で設定すると、そのレコードには [起動] ボタンを含む接続バナーが表示されます。

上記の画面では、Azure仮想マシンがPAMマシンレコードに構成されています。[起動] をクリックすると、ボルトクライアントに接続ウィンドウが表示され、指定された対象に接続されます。

PAMマシンレコードの共有

PAMマシンレコードは、組織内の他のKeeperユーザーと共有できます。ただし、共有先のユーザーはPAMポリシーが適用されている必要があります。

共有されたPAMマシンレコードにリンクされている管理者用認証情報が共有されることはありません。たとえば、Azure仮想マシンが構成されたPAMマシンレコードを共有しても、相手ユーザーは直接認証情報にアクセスすることなく、マシンに接続することができます。

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