コマンダー用Terraform Provider
テナント管理のためKeeperコマンダーと連携するTerraformプロバイダー

本連携は近日公開予定です。公開は2026年3月を予定しています。
概要
コマンダー向けTerraformプロバイダーを使用すると、Keeper SecurityのエンタープライズおよびMSPの構成をInfrastructure as Codeとして管理できます。
このプロバイダーはKeeperコマンダーのサービスモードREST APIを利用して、TerraformからKeeperのリソースを管理します。これにより、宣言的な構成管理、バージョン管理、明確な監査証跡を実現しながら、Keeperのゼロ知識インフラストラクチャを維持できます。
利用可能なリソースおよびデータソースの一覧については、こちらのセクションをご参照ください。
機能
リソース TerraformからKeeperのリソースを作成および管理できます。
インポート 多くのリソースはインポートに対応しており、
terraform importを使用して既存のKeeperリソースをTerraform管理下に取り込むことができます。データソース データソースを使用して既存のリソース情報を取得できます。
MSPサポート エンタープライズリソースおよびデータソースでは、オプションの
managed_company属性を使用して、特定の管理対象企業に対して操作の範囲を限定できます。
利用可能なリソースとデータソース
リソースとデータソースの完全なドキュメントについては Terraform Registryをご参照ください。
この統合は現在まだ利用できません。提供開始は2026年3月を予定しています。
リソース
commander_enterprise_node
エンタープライズノードを作成・管理する (MSPまたはエンタープライズアカウント)
commander_enterprise_role
エンタープライズロールとポリシーを作成・管理する (MSPまたはエンタープライズアカウント)
commander_enterprise_team
エンタープライズチームを作成・管理する (MSPまたはエンタープライズアカウント)
commander_enterprise_user
エンタープライズユーザーを作成・管理する (MSPまたはエンタープライズアカウント)
commander_managed_company
管理対象企業を作成・管理する (MSPのみ)
データソース
commander_enterprise_node
名前またはIDでエンタープライズノードを参照する (MSPまたはエンタープライズアカウント)
commander_enterprise_role
名前またはIDでエンタープライズロールを参照する (MSPまたはエンタープライズアカウント)
commander_enterprise_team
名前またはIDでエンタープライズチームを参照する (MSPまたはエンタープライズアカウント)
commander_enterprise_user
メールまたはIDでエンタープライズユーザーを参照する (MSPまたはエンタープライズアカウント)
commander_managed_company
名前またはIDで管理対象企業を参照する (MSPのみ)
要件
Keeperコマンダーサービスモード: コマンダーサービスモードREST APIを実行するサービスアカウント
Terraform 1.0以降
セットアップとインストール
TerraformとKeeper間で通信を行うには、お客様側でKeeperコマンダーのサービスモードインスタンスをホストする必要があります。
この構成は、IT要件に応じてさまざまな方法で実現できます。コマンダーのサービスモードは、任意のマシン上でフォアグラウンドサービスとして実行することも、ローカルまたはリモートのサーバー上でDockerコンテナとして実行することも可能です。
手順1. コマンダーのセットアップ
コマンダーサービスモードREST APIのページに記載されているセットアップ手順に従い、Keeperコマンダーをインストールしてサービスを開始します。
コマンダーのサービスモードは、CLIで直接実行するほか、ローカルマシンでバックグラウンド実行したり、リモートサーバー上でサービスとして実行したり、Dockerコンテナとして実行することも可能です。Dockerの使用を推奨します。
以下の重要事項をご確認ください。
リクエストキューシステム (API v2) を有効にする必要があります (例:
-q=y)以下のコマンドがリストに含まれていることを確認してください
レート制限により429 Too Many Requestsエラーが発生する場合は、-rl または --ratelimit フラグでサービスモードのレート制限を構成できます。
以下のようにエンドポイントあたり・IPアドレスあたりの許可リクエスト数を設定できます。
1000/minute100000/hour2000000/day
想定トラフィックとシステム容量に合わせて上限を調整してください。
サービス作成後、APIキーがコンソール出力に表示されます。必ずコピーして安全に保管してください。Dockerを使う場合は、次のコマンドでログからAPIキーを取得できます。
コマンダーサービスが起動したら、以下のようにエンドポイントにcurlでリクエストを送れる状態になっているはずです。
トンネルが動作しAPIキーが正しければ、次のような応答が返ります。
サービスが稼働したら、プロバイダー構成にサービスモードのURLとAPIキーを指定できます。
接続を維持するために、コマンダーサービスモードを常時稼働させてください。
手順2. プロバイダーのインストール
レジストリからのインストール
Keeper Securityのコマンダープロバイダーページは現行では公開されていません。URLが利用可能になり次第、本ページを更新します。
このプロバイダーをインストールするには、次のコードをTerraform構成に追加し、terraform initを実行します。
手動インストール
GitHubリリースページからお使いのプラットフォーム向けのTerraformプロバイダーの最新バージョンをダウンロードし、アーカイブをTerraformのプラグインフォルダにコピーします (パス上に不足しているフォルダがある場合は作成してください)。
プロバイダーのソースは、完全なURLで初期化します。
source = "github.com/keeper-security/commander"
Terraformプロバイダーの手動インストールについて、詳しくはTerraform公式ドキュメントをご参照ください。
利用方法
プロバイダーの構成
プロバイダーを使う前に、コマンダーサービスモードのURLとAPIキーを設定する必要があります。
管理対象企業の利用 (MSPアカウント)
多くのリソースとデータソースで、任意の managed_company 属性が使えます。アカウントがMSPのとき、managed_companyに管理対象企業の名前またはIDを指定すると、その企業内のリソースを管理します。省略すると、ログイン中のアカウントコンテキスト (MSPまたはエンタープライズアカウント) で動作します。
MSP — 同一構成で管理対象企業とメインアカウントの両方を使う場合
一部のリソースやデータソースで managed_company を指定し (その企業内で実行)、他は指定しない (ログイン中のアカウントコンテキストで実行) と、Terraformはそれらを並列実行することがあります。コマンダーはリクエストをキューで1件ずつ処理するため、誤ったコンテキストでアクションが走り失敗する場合があります (例: 「resource not found」)。
対処: それらのリソースまたはデータソースの間に依存関係を追加し (depends_on や一方を他方から参照するなど)、並列実行されないようにします。
例: メインアカウント側のリソースが管理対象企業側のあとに実行されるよう順序を固定する:
使用例
エンタープライズチームの管理
以下は commander_enterprise_team リソースでエンタープライズチームを管理する例です。
このリソースで、MSPまたはエンタープライズアカウント内のチームを作成・管理します。
エンタープライズチームの参照
以下は commander_enterprise_team データソースで既存のエンタープライズチームを読み取る例です。
このデータソースで、名前またはIDからエンタープライズチームを参照します。チームのID、名前、ユーザー、ロールを返し、他のリソースから参照できます。
他のリソースやデータソースの例については、プロバイダー提供のドキュメント (Terraform Registry) をご参照ください。
リリース予定とロードマップ
コマンダー向けの新しいTerraformプロバイダーでは、今後の機能拡張に向けたロードマップを策定しています。以下は現在実装を進めている主な機能の概要です。
管理対象企業
エンタープライズ管理 (ノード、ユーザー、ロール、チーム、Push、チーム承認)
フォルダの共有
レコードの共有
SCIM
SCIM Push
レコード種別
SSOクラウド連携
Keeperゲートウェイ
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