2024年1月15日リリース
今回のリリースでは、ビジネスユーザーおよびエンタープライズユーザー向けに「詳細な共有設定の強制」と「唯一の2FA方法としてのセキュリティキー」の2つの機能が実装されます。
KA-5689: Keeperの詳細な共有設定の強制により、管理者は記録の作成と共有に対する詳細な制限をユーザーロールに適用できるようになります。管理者は、ロール強制ポリシー内の「作成と共有」セクションで設定できます。
FIDO2ハードウェアセキュリティキーの使用を強制すると、ユーザーに影響が及びますので管理者は留意する必要があります。以下は、2024年1 月15日時点の更新情報となります。
FIDO2セキュリティキーの強制のサポートは、デバイスのOSとファームウェアの機能に応じて異なる場合があります。
iOS版KeeperではNFCキーの使用が必要となります。
唯一の要素としてのセキュリティキーを有効にするには、ウェブボルトかKeeper Desktopを使用する必要があります。iOS、Androidでの唯一の要素としてのセキュリティキーの登録については、今後のリリースで対応予定です。
iOSアプリ拡張機能 (自動入力機能使用中) など、モバイルアプリケーションの一部コンポーネントでは、ネイティブでNFCハードウェアキーがサポートされていません。KeeperのiOS チームでこの問題の回避策を開発しており、2024年1月末にKeeper iOSバージョン 16.10.10 でリリース予定です。iOSメインアプリとiOS自動入力拡張機能の間のログインセッションを拡張して、再認証の必要性を減らすことで解決します。
PIN要件は、デバイスの機能に基づいてサポートされてます。本項目の執筆時点では、モバイル OSでのPIN強制のサポートは制限されています。ユーザーがモバイル端末からKeeperにアクセスしている場合は、PINの強制を推奨しません。
KA-5628: Keeper管理者がロール強制ポリシー設定を介して唯一の2要素方式としてハードウェアベースのセキュリティキーの使用を強制できるようになりました。さらに、管理者は、FIDO2ユーザー認証のために、キーと組み合わせてPINの入力を要求できるようになりました。FIDO2 セキュリティキーの詳細については、をご参照ください。