全てのページ
GitBook提供
1 / 1

ワンタイム共有

Keeperアカウントを持っていない相手にも時間制限付きで安全にレコードを共有

概要

ワンタイム共有は、Keeperアカウントを持っていない人とも時間制限付きでレコードを安全に共有する機能です。ワンタイム共有を使用すると、Eメール、SMS、メッセージングアプリで情報をさらすことなく安全に機密情報を共有できます。

ウェブボルトでワンタイム共有を作成

ワンタイム共有は、Keeperのゼロ知識暗号化技術を使用することで安全に設計されています。レコードのデータは、256ビットAESを使用して共有相手のデバイスでローカルに復号化され、サーバーへのリクエストはすべて楕円曲線暗号 (ECDSA) で署名されます。

共有リンクは特定の期間が経過した後に自動的に失効します。レコードの共有を解除するのを忘れたとしても、その共有は自動的に失効しアクセスできなくなるので安心です。さらに、共有リンクは1つのデバイス上でしか使用できないため、元の共有相手しかデータにアクセスできないということになります。第三者が後でリンクを開こうとしたり、共有相手のメールアカウントがハッキングされたとしても、元のデバイス以外ではそのリンクにアクセスできません。

Keeperワンタイム共有

使用事例

個人の使用事例

  • Wi-Fiパスワードをゲストと共有する

  • 暗号化されたファイルを家族と共有する

  • 時間制限付きでクレジットカードを共有する

法人の使用事例

  • アクセス認証情報を請負業者と共有する

  • 暗号化されたファイルを同僚と共有する

  • 安全に文書や手順を共有する

ワンタイム共有の送信

  • QRコード

  • Airdrop

  • メール

  • SMS

  • その他

ワンタイム共有の用途は無限です。Keeperユーザー以外にデータを安全に届ける必要がある場合は、ワンタイム共有が最適です。

ワンタイム共有を作成

ワンタイム共有を作成するには、対象のレコードのメニューアイコンをクリックし、[ワンタイム共有] > [ワンタイム共有を作成]をクリックしてリンクを生成します。

レコードを共有
ワンタイム共有を作成

ワンタイム共有は、レコードタイプがリリースされた2021年4月26日以降に作成されたレコードでのみご利用になれます。ワンタイム共有が表示されない場合は、レコードを新規作成してみてください。

また、エンタープライズユーザーの場合は、Keeperの管理者によってワンタイム共有の使用が制限されている場合があります。

次に、ドロップダウンメニューからアクセス期限を選択し、[リンク作成]をクリックします。

レコードのアクセス期限の選択

ワンタイム共有のウィンドウが開きます。リンクタブからURLをコピーするか、招待タブから招待文をコピーします。QRコードタブではQRコードが表示されます。

ワンタイム共有リンクまたは招待文をコピー
QRコード

共有リンクの共有相手がレコードを開くと、そのレコードがウェブブラウザで開いて、共有相手のデバイスに紐付けられます。設定した有効期限に達すると、レコードへのアクセスは自動的に失効します。

共有相手側のワンタイム共有の表示

ワンタイム共有が失効するとリンクが無効となり、情報をロードできなくなります。

アクセスの失効

ワンタイム共有の削除

ワンタイム共有を削除するには、ワンタイム共有の横にあるごみ箱アイコンをクリックします。これにより、ワンタイム共有リンクが直ちに無効になります。有効期限の切れたワンタイム共有は、「期限切れ」タブに表示されます。

ワンタイム共有を削除

双方向ワンタイム共有

双方向ワンタイム共有機能は、2025年6月中旬のリリースを予定しています。

Keeperの新しいワンタイム共有機能では、Keeperユーザーと非ユーザー間での双方向の情報共有が可能になり、機密情報やファイルを安全にやり取りできるようになります。

この機能により、クライアント、契約業者、法務チームなどにKeeperアカウントを作成してもらう必要なく、署名済みの書類やフィードバック、機密ファイルの受け取りができるため、スムーズな連携が実現します。

双方向ワンタイム共有機能を利用するには、通常通りワンタイム共有を作成します。対象のレコードを選択し、[共有] > [ワンタイム共有] > [ワンタイム共有を作成] をクリックします。

レコードを共有

共有元のユーザーは、レコード内の「メモ」フィールドに共有相手向けの指示を自由に入力できます。

レコードに対して双方向共有機能を有効にするには、「共有相手によるレコードの編集とファイルのアップロードを許可する」 にチェックを入れます。 共有の有効期限を設定するには、ドロップダウンメニューから希望の期限を選択し、[リンク作成] をクリックします。

双方向共有機能を有効にする

エンタープライズプランをご利用の場合、双方向ワンタイム共有の使用はKeeper管理者によって制限されている可能性があります。

共有相手が共有リンクを受け取ると、[開く] をクリックすることで、共有されたレコードの内容を表示できます。

クリックしてレコードの詳細を表示
共有相手側のレコードの詳細画面

共有相手は、ファイルを添付したり、求められた情報やメモを入力したりすることができます。

ファイル添付などの編集に対応

共有相手が [保存] をクリックすると、追加されたファイルや情報が共有元のボルト内の元のレコードに自動的に反映されます。共有リンクの有効期限が切れるか、アクセスが取り消されるまで、共有元のユーザーと共有先のユーザーは引き続きレコードを編集できます。

レコードのワンタイム共有の詳細

iOS

ワンタイム共有リンクの作成と有効期限の設定

  1. 共有したいレコードを開き、[共有] > [ワンタイム共有]をタップします。

  2. [新規作成]をタップします。

  3. 有効期限を選択するか、日時を選択して[作成]をタップします。

  4. 共有リンクが作成されると、送信方法 (QRコード、Airdrop、メール、SMSなど) を選択します。共有リンクの共有相手がリンクを開くと、ウェブブラウザでレコードが開き、共有相手のデバイスに紐付けられます。有効期限を過ぎるとレコードへのアクセスは自動的に失効します。

iOS用Keeperワンタイム共有
iOS用Keeperワンタイム共有

Android

Androidでもワンタイム共有をご利用になれます。

  1. 共有したいレコードを開き、[共有] > [ワンタイム共有]をタップします。

  2. 画面の右下隅にある共有の追加アイコンをタップします。

  3. 有効期限を選択するか、日時を選択して[作成]をタップします。

  4. 共有リンクが作成されると、[共有]をタップして共有手段を選択するか[リンクをコピー]をタップしてリンクをコピーします。また、共有相手がQRコードをスキャンすることでもレコードにアクセスできます。共有リンクの共有相手がリンクを開くと、ウェブブラウザでレコードが開き、共有相手のデバイスに紐付けられます。有効期限を過ぎるとレコードへのアクセスは自動的に失効します。

Android用Keeperワンタイム共有
Android用Keeperワンタイム共有

セキュリティ

ワンタイム共有のセキュリティおよび使用されている暗号化モデルの詳細については、セキュリティと暗号化に関するドキュメントをご参照ください。

LogoKeeperの暗号化モデルEnterprise Guide (JP)