ARAMイベント
管理者REST APIを使って、企業の監査およびセキュリティイベントのデータを取得
はじめに
ARAMイベントエンドポイントは、Keeperのレポート・アラートモジュール (ARAM)によって収集された、企業向けの監査ログおよびセキュリティイベントにプログラムからアクセスするためのエンドポイントです。管理者やセキュリティ担当者は、このエンドポイントを利用して、コンプライアンス監視、セキュリティ分析、SIEM連携を目的に、監査イベントデータの取得、フィルタリング、エクスポートを行えます。
ARAMは、認証イベント、管理操作、レコード操作、共有アクティビティ、KeeperPAMの特権アクセスイベントなど、Keeperプラットフォーム全体で200種類以上のイベントタイプを記録します。監査イベントエンドポイントでは、これらのデータをREST形式のインターフェースを通じて取得できるため、カスタムアプリケーション、自動化ワークフロー、サードパーティのセキュリティツールとの連携が可能になります。
概要
Admin REST APIの監査イベントエンドポイントは、Keeperエンタープライズ環境から、リアルタイムおよび過去の監査イベントデータを提供します。この機能は、次のような重要なセキュリティおよびコンプライアンス用途を支援します。
セキュリティ監視
セキュリティインシデントの調査、異常検知、脅威ハンティングを目的としてイベントデータを取得できます。イベントには、IPアドレス、位置情報、クライアントのバージョン、タイムスタンプなどのコンテキスト情報が含まれます。
SIEM連携
監査イベントをSIEM (セキュリティ情報・イベント管理) プラットフォームに連携し、集中管理を実現します。本エンドポイントは、Splunk、Microsoft Sentinel、ElasticなどのSIEMソリューションと互換性のあるJSON形式でデータを返します。
コンプライアンス監査
SOX、ISO 27001、SOC 2など、詳細なアクセスログや管理操作の追跡を求める各種規制要件に対応するための監査レポートを作成できます。
要件
有効なKeeperエンタープライズサブスクリプション
レポート・アラートモジュール (ARAM)のアドオンが有効になっていること
レポート権限を含む管理者権限
有効なAPI認証情報
イベントカテゴリ
本エンドポイントでは、以下のイベントが返されます (各カテゴリには複数のイベントタイプが含まれます。)。
セキュリティイベント
ログイン試行、2要素認証 (2FA) の変更、マスターパスワードの変更、認証失敗
管理イベント
ユーザーのプロビジョニング、ロールの割り当て、ポリシーの変更、ノード管理
レコードイベント
レコードの作成、更新、削除、およびアクセスイベント
共有イベント
レコードの共有、共有フォルダの操作、チームメンバーシップの変更
KeeperPAMイベント
特権セッションの記録、接続イベント、シークレットへのアクセス
シークレットマネージャーイベント
KSMアプリケーションへのアクセス、シークレットの取得、ローテーションイベント
BreachWatchイベント
高リスクパスワードの検出、対応状況の追跡
構成
監査イベントの取得
指定した期間内における特定のエンタープライズの監査イベントを、ページ分割形式で取得します。本エンドポイントは主にSIEM連携 (例: Azure Sentinel) で使用され、他のログ集約ツールにも対応しています。
エンドポイント
認証
APIトークンをヘッダーに設定します。
クエリパラメータ
start_date
ISO 8601
必須
期間の開始日時 (例: 2024-07-09T00:00:0Z)
end_date
ISO 8601
必須
期間の終了日時 (例: 2025-07-10T19:45:00Z)
limit
integer
任意
1ページあたりの取得件数 (1~1000、デフォルト: 100)
continuation_token
string
任意
次のページを取得するためのトークン
ページネーション
結果はページ単位で返されます。次のページを取得するには、レスポンスに含まれる continuation_token を使用します。
これ以上結果がない場合
continuation_tokenはnullになりますhas_moreはfalseになります
limit パラメータで1ページあたりの取得件数を指定できます。
使用手順
start_dateとend_dateを指定して最初のリクエストを送信します。レスポンスに
continuation_tokenが含まれている場合、その値を使用して次のページを取得します。has_moreがfalseになるまで繰り返します。
リクエスト例
ページネーションなし
ページネーション付き
OpenAPI仕様
成功レスポンスの例 (200)
備考: timestamp はUNIXミリ秒形式です。
エラーコード
リクエストパラメータが不正な場合、400エラーが返されます。
400
開始日が指定されていません
start_date が指定されていません。
400
終了日が指定されていません
end_date が指定されていません。
401
認証されていません
APIトークンが無効、または指定されていません。
500
内部サーバーエラー
想定外のサーバーエラーが発生しました。
セキュリティ上の注意事項
APIトークンはパスワードと同様に扱い、定期的にローテーションしてください。
権限は必要最小限のロールとアクションに制限してください。
有効期限は短く設定し、自動化など特別な用途でのみ「期限なし」を使用してください。
トークンは安全な場所 (例: Keeperボルト、クラウドKMSなど) に保管してください。
付録: クイックリファレンス (コマンダー)
最終更新

