PAM Projectインポート/エクスポート
PAM Projectインポートおよびエクスポート
コマンダーでは、PAMプロジェクト構成をJSONで往復インポートおよびエクスポートできます。既存プロジェクトの取得には pam project export、同一テナントまたは別テナントへの適用には pam project import を使用します。
対象バージョン: Keeperコマンダー17.3以降 (エクスポート: PR #2006、インポート重複UIDガード: PR #2005、2026-04-30マージ)
コマンド
pam project export
PAMプロジェクト構成をJSONにエクスポート
pam project import
JSONからPAMプロジェクト構成をインポート
pam project exportコマンド
指定したPAMプロジェクト構成UIDのボルトグラフを走査し、 pam project import でそのまま再インポート可能なJSONドキュメントを出力します。
構文
pam project export -p <config-uid> [--output <file>]パラメータ
-p <config-uid>
はい
エクスポートするPAMプロジェクト構成のUID
--output <file>
いいえ
JSONの出力先ファイルパス。省略時は標準出力に表示
出力スキーマ
エクスポートされるJSONは PROJECT_IMPORT_JSON_TEMPLATE と完全に一致し、変更なしで再インポート可能です。
tool_version
エクスポート生成元の識別。ジェネレーター対応のインポート経路を有効化
project
PAMプロジェクトのメタデータ (名前、ノード、共有フォルダUID)
shared_folder_users
共有フォルダへアクセスできるユーザー
shared_folder_resources
共有フォルダにリンクされたリソース
pam_configuration
PAM構成全体 (ゲートウェイ、ローテーションポリシーなど)
pam_data.resources
PAM管理リソース (マシン、データベース、ディレクトリ)
pam_data.users
PAM管理ユーザー (リソース横断で重複排除)
設計上の性質
決定的な出力 —
sort_keys=Trueにより、git diffやドリフト検出に適した安定したJSONを生成べき等な再インポート — リソースUIDはKeeperレコードUIDから導出され、エクスポート間で安定
ユーザーの重複排除 — 複数リソースで共有されるユーザーは
pam_data.usersに1回だけ出現
例
標準出力へエクスポートする例。
後続のインポートやバージョン管理用にファイルへ保存する例。
往復 — あるテナントからエクスポートし、別テナントへインポートする例。
pam project importコマンド
JSONファイルからPAMプロジェクトをインポートします。 pam project export のエクスポート結果の再インポート、または手動で作成したインポートドキュメントの両方に対応します。
構文
パラメータ
--filepath <file>
はい
JSONインポートドキュメントのパス
--dry-run
いいえ
変更を加えずに検証およびプレビュー
重複UIDガード (PR #2005)
pam project import は、レコード作成前にインポートドキュメント内の重複 uid 値を拒否します。
修正前: 重複UIDが黙って保持され、あいまいな依存グラフとレコード作成時の誤ったDAGリンクが発生していました。
修正後: pam_data.resources と pam_data.users を横断して同一 uid が2回以上出現する場合、重複を列挙する明確なエラーメッセージとともにインポートが中止されます。レコードは1件も作成されません。
UIDが一意の有効なインポートは、従来どおり変更なく動作します。
インポートドキュメント形式
インポートドキュメントは pam project export の出力と同じスキーマに従う必要があります。主なルールは以下のとおりです。
pam_data.resourcesとpam_data.users内のすべてのuid値は一意であることtool_versionは任意。存在するとジェネレーター対応のインポート動作が有効になるUIDは安定したbase64-URLエンコード16バイト値とする。省略時はインポーターが生成
例
ワークフロー: 環境の昇格
ステージングテナントから本番へPAMプロジェクトを昇格させるのが一般的な活用事例です。
注記
pam project exportには、PAM構成および共有フォルダに対する管理者アクセス権を持つ認証済みユーザーが必要です。エクスポートはボルトグラフをライブで走査します。エクスポート前にコマンダーでボルト同期が最新であることを確認してください (
syncコマンド)。エクスポートファイル内の
tool_version: "commander-export-1.0"は、コマンダーが生成したUIDを扱う専用インポート分岐を有効にします。tool_versionのない手動作成ファイルは標準のインポート経路を使用します。pam project importの重複UIDガードはUID正規化パスの後に実行されるため、外部から与えた有効な一意UIDは従来どおり変更なく利用できます。
最終更新

