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レコードタイトルの解決

Keeperコマンダーを使用して、レコードUIDではなく復号化されたレコードタイトルを表示する監査レポートの作成方法


監査レポートでのレコードタイトルの表示

監査イベントデータでは、各レコードは既定でタイトルではなくレコードUIDで識別されます。これはKeeperのゼロ知識アーキテクチャの特性によるものです。レコードタイトルは権限を持つユーザーのみが保持する鍵で暗号化されているため、イベントデータを生成するバックエンドでは、タイトルを復号して表示できません。UIDは、サーバーが返せる唯一の安定したレコード識別子です。

Keeperコマンダーは、復号鍵が利用可能なローカル環境で、これらのUIDを判読可能なタイトルに解決できます。本ページでは、復号されたレコードタイトルを含むアクセスレポートの生成方法を取り扱います。

監査レポートの実行には、高度なレポートおよびアラートモジュール (ARAM) アドオンが必要です。レポートを実行する管理者が所有していないレコードのタイトルを解決するには、さらにコンプライアンスレポートアドオンが必要です (詳しくは以下のタイトル解決をご参照ください)。

コマンド

My Vault> audit-report --report-type raw --event-type open_record --report-format fields --max-record-details --format csv --output access.csv

これにより、各 open_record イベントに record_uid、復号化された record_title、および record_url が含まれるCSVが生成されます。

パラメータ

パラメータ
説明

--report-type raw

集計件数ではなく個別イベントを返す

--event-type open_record

レコードアクセスイベントに絞り込む。コンソールのメッセージテキストではなく、イベントコードを指定する (詳しくはイベントタイプの指定をご参照ください)

--report-format fields

各イベントを属性ごとに1列に分割する。タイトルを表示するには必須 (詳しくはraw レポートで --columns が機能しない理由をご参照ください)

--max-record-details

ローカルキャッシュに存在しないレコードについても、追加のレコード詳細データ (タイトル、URL) の取得を可能にする

--format csv

出力形式 (tablecsvjsonpdf など)

--output access.csv

レポートを指定したファイルに書き出す

raw レポートで --columns が機能しない理由

raw レポートでは、--columns オプションは無視されます。record_title--columns に追加して raw レポートを実行しても、返されるのはUIDのみです。

raw レポートの列レイアウトは --report-format で制御します。

  • message (フラグ省略時のデフォルト): レンダリングされた1文の列に加え、基本セット created, audit_event_type, username, ip_address, keeper_version, geo_location

  • fields: 属性ごとに1列。record_uid フィールドは自動的に record_title および record_url も含むように展開される

--columns オプションは、要約レポートタイプ (dimhourdayweekmonthspan) にのみ適用されます。

イベントタイプの指定

--event-type には、アクティビティログのメッセージではなく、イベントコードを指定します。コンソール文字列 "revealed password on record UID ..." は表示テンプレートです。reveal_password コードは存在せず、これを指定すると bad_inputs_audit_event_type が返されます。

アカウントで有効なイベントタイプコードの一覧を表示するには、dim レポートを実行します。

認証情報へのアクセス状況を把握するうえで、特に関連するレコードアクセスコード

  • open_record (Opened Record): ユーザーがレコードの詳細ビューを開いた

  • copy_password (Copied Password to Clipboard): 認証情報がボルト外にコピーされた

Keeperはパスワードフィールドのマスク解除に対する個別のイベントを発行しないため、open_record が適切なアクセス指標です。

タイトル解決

タイトル解決は2段階で動作します。

  1. レポートを実行する管理者が所有している、または共有されているレコードは、ローカルボルトキャッシュから自動的に解決されます。

  2. 管理者が保持していないレコード (例: 他のユーザーのレコード) は、コンプライアンスレポートのデータから解決されます。この経路は、--max-record-details が指定されていてかつコンプライアンスレポートアドオンが有効な場合にのみ使用されます。

レポートは成功したものの、他のユーザーのレコードについて record_title 列が空白の場合は、--max-record-details が省略されたか、アカウントでコンプライアンスレポートが有効になっていない可能性があります。

過去30日間のすべての open_record イベントを復号化されたタイトル付きで表示し、CSVとして保存します。

特定のユーザーがアクセスしたすべてのレコードを、タイトルとURL付きで表示します。ローカルに保持されていないレコードの詳細データの取得を強制します。

行数上限なしですべての一致行を返します。

最終更新