サービスモードREST API
KeeperコマンダーサービスモードでREST APIを作成

Keeperコマンダーサービスモード
Keeperコマンダーのサービスモードモジュールを使うと、最小限の設定で安全なREST APIサーバーを立ち上げ、コマンダーのCLIコマンドをREST API経由で実行できます。セキュリティと構成の柔軟性を保ったまま運用でき、ローカルでの稼働に加え、必要に応じてNgrokまたはCloudflareトンネルを組み合わせ、ルーティング可能なアドレスを公開することもできます。
特徴
コア機能
APIサーバー: コマンダーCLIコマンドを実行するためのFlaskベースのREST APIサーバー
サービス管理: APIサービスのライフサイクル全体の管理
構成管理: インタラクティブなセットアップと簡略化されたセットアップの両方に対応した柔軟な構成システム
セキュリティ制御: APIキー管理、アクセス制御、レート制限、IP許可/拒否などの包括的なセキュリティ機能
APIバージョン管理: 同期処理 (v1) と非同期処理 (v2) の両方に対応する2種類のAPIバージョン
リクエストキューシステム: 追跡とステータス監視を備えた高度な非同期リクエスト処理
柔軟なホスティングオプション: オンプレミス、Dockerコンテナ、クラウドでの実行。統合されたNgrokまたはCloudflareトンネルエージェントに対応
サービスコマンド
service-create
カスタマイズ可能な設定でサービスを初期化および構成する
service-start
既存の構成でサービスを開始する
service-stop
実行中のサービスを正常に停止する
service-status
現在のサービスステータスを表示する
service-config-add
新しいAPI構成とコマンドアクセス設定を追加する
service-docker-setup
KSM構成を使用したDockerサービスモードの自動セットアップ
slack-app-setup
コマンダーサービスモードを使用したSlackアプリ連携の自動セットアップ
teams-app-setup
コマンダーサービスモードを使用したTeamsアプリ連携の自動セットアップ
gchat-app-setup
コマンダーサービスモードを使用したGoogle Chat連携の自動セットアップ
sailpoint-app-setup
コマンダーサービスモードを使用したSailPoint連携の自動セットアップ
terraform-app-setup
Terraformプロバイダー連携用のDockerサービスモードの自動セットアップ
セキュリティ機能
APIキー認証
設定可能なトークンの有効期限 (分/時間/日)
API応答のオプションのAES-256 GCM暗号化
提供された証明書 (.pem) を使用したTLS対応
構成可能なルールによるレート制限
IP許可リスト (ホワイトリスト) とIP拒否リスト (ブラックリスト) の管理
リクエストの検証とポリシーの適用
秘密鍵を使用したローカルサービス構成JSONまたはYAMLファイルの暗号化
セキュリティ
Keeperコマンダーサービスモード機能は、既存のコマンダーセッションをREST APIでラップするセルフホステッドミドルウェアです。この機能は、高速なリクエストとシンプルなHTTPSベースのAPIが求められる環境に適しています。
この機能を最も安全に使用するためには、以下のことをお勧めします。
コマンダーサービス専用のサービスアカウントを使用し、必要な権限と機能のみに範囲を限定してください。
また、コマンドのアクセス制御についても、ユースケースに応じて必要なコマンドのみに制限することを推奨します。
REST APIエンドポイントへのアクセスにIPホワイトリストを適用する。
コマンダーサービスを実行しているマシンへのアクセスを保護する。
異なるコマンドや使用ケースごとに異なるAPIトークンを使用する。
サービスモードの制限事項
以下の制限は、構成済みのコマンドアクセス制御の設定にかかわらず、すべてのサービスモードリクエストに適用されます。
ブロックされるレガシーコマンド: 以下のコマンドおよびその短縮エイリアスはサポートされません:
rotate、connect、ssh、ssh-agent、rsync、set、echo。インタラクティブコマンドおよびセッションベースのコマンド: インタラクティブまたは持続的なセッションを必要とするコマンドはサポートされません。これには
run-as、supershell、PAMトンネル操作が含まれます。サポートされるPAMトンネルコマンドはpam tunnel editのみです。ローカルファイルアクセス: 以下のコマンドは、コマンダーホスト上のファイルを読み書きするためブロックされます:
download-attachment、upload-attachment、export、run、run-batch、download-membership、download-record-types、apply-membership、load-record-types。ファイル入力が必要なコマンドは
FILEDATAを使用する必要があります。コマンダーホスト上のローカルファイルパスは受け付けられません。引数区切り文字:
--引数区切り文字はサポートされません。環境変数:
${VARNAME}の環境変数構文を使用する引数はサポートされません。構成レコード: サービスモードの構成レコードおよび連携用の構成レコードには、APIを通じてアクセスできません。
連携固有のコマンドアクセス: 連携固有のサービスモードは、それぞれの連携で定義されたコマンド許可リストに制限されます。
必須の確認: 確認が必要なコマンドには、該当する確認フラグを含める必要があります。たとえば、
enterprise-user --add-roleには-fまたは--forceを含める必要があります。
使用法
基本設定
Keeperコマンダーをインストールしてからシェルへログインします。
プロンプトが表示されたら、Keeperの認証情報を使用してログインします。コマンダーサービスモードは通常サービスとして実行されるため、生体認証ログイン、または永続的なログインセッションの利用を推奨します。
生体認証ログイン
または、以下のコマンドを使用して永続的なログインセッションを作成します。
サービスモードの作成: 対話的設定の使用
対話形式のプロンプトを使ってサービスを作成・構成します。
以下の項目の設定を求められます。
ポート番号
Ngrok認証トークン (任意)
Cloudflareトンネルトークン (任意)
TLS証明書のパス (任意)
リクエストキューシステム (y/n)
セキュリティ設定 (任意)
設定フォーマット (yaml/json) (未作成の場合)
実行モード (フォアグラウンド/バックグラウンド)
コマンドアクセス制御
例: TLS証明書 (https) を使用してサービスモードを作成する
ストリームライン構成
1つのコマンドでサービスをすばやく構成できます (デフォルトはフォアグラウンドモードでHTTP)。
Ngrokを使用してすばやく構成する場合 (Ngrok認証トークンとNgrokサブドメインを指定)
Cloudflareを使用してすばやく構成する場合 (Cloudflare認証トークンとドメイン名を指定)
詳細オプションを使用して構成する場合
ストリームラインパラメータ
-p, --port: サービスのポート番号 (簡易構成を開始するために必須)-c, --commands: 許可コマンドまたはエイリアスのカンマ区切りリスト (必須)-ng, --ngrok: クラウド管理のURLアクセス用のNgrok認証トークン (任意)-cd: Ngrokカスタムドメイン。サブドメイン部分のみ (任意)-cf,--cloudflare: クラウド管理のURLアクセス用のCloudflareトンネルトークン (任意)-cfd: Cloudflareカスタムドメイン (任意)-crtf, --certfile: SSL証明書ファイルのパス。.crt、.pem、.keyを指定可能 (任意)-crtp, --certpassword: SSL証明書のパスワード (任意)-q, --queue_enabled: リクエストキューシステムを有効化 (y/n) - デフォルト: y-rm, --run_mode: サービスの実行モード (foreground/background) - デフォルト: foreground-f, --fileformat: 構成ファイル形式 (json/yaml) - サービスはセットアップを促す前に、ローカルの構成ファイルとボルトで既存の構成形式を確認します。-rl, --ratelimit: IPごと・エンドポイントごとのレート制限 (例:10/minute、100/hour、1000/day) (任意)-aip, --allowedip: IP許可リスト (任意) - デフォルト: 0.0.0.0/0,::/0-dip: 拒否IPリスト (任意)-ek, --encryption_key: AES-256応答暗号化用のBase64エンコード32バイト鍵 (任意)-te, --token_expiration: APIキーの有効期限 (例:30m、24h、7d) (任意)-ur, --update-record <RECORD_UID>: 生成されたAPIキーとサービスURLを指定したボルトレコードに保存する - ログからAPIキーを隠すのに便利 (任意)
構成ファイル
初期設定後、コマンダーはボルトに「Commander Service Mode」というタイトルのレコードを作成します。このレコードには service_config という名前のYAML/JSONファイルが含まれます。

次回以降の起動では、パラメータなしの service-start コマンドが必要です。構成は、ローカルの暗号化された service_config ファイルから読み込まれます。
例: ターミナルからフォアグラウンドで起動する
サービスはシステムのターミナルから起動できます。たとえば、以下のコマンドは /api/v1 をフォアグラウンドモードで実行します (/api/v2 ではキューモード (-q y) を有効化してください)。
Ctrl-Cでサービスを停止できます。サービスを作成したあとは、ターミナルからは次のように起動するだけでかまいません。
サービス管理
サービスステータスを確認します。
追加の構成を追加します。
サービスを開始します。
サービスを停止します。
ヘルスチェック
コマンダーのサービスモードでは、サービスの稼働状態を確認するためのヘルスチェック用URLが用意されています。以下は、サービスがlocalhostのポート8080で稼働している場合の例です。
リクエスト
レスポンス
サポート
サポートや機能のリクエストについては、GitHubでIssueを開くか、以下までお問い合わせください。
以下の手順
最終更新

