BreachWatchコマンド

BreachWatchコマンドと応答の概要

概要

BreachWatchは、インターネットやダークウェブ上の漏洩情報とボルト内のレコードを照合し、侵害の疑いがあるアカウントを検知するアドオンです。10億件を超える漏洩データベースを参照しながら、Keeperのゼロ知識方式による安全性を保ちます。詳しくは、Keeperのドキュメントをご参照ください。

ユーザー体験

BreachWatchの利用を開始するには、KeeperのウェブボルトまたはモバイルアプリでBreachWatchの画面を開き、案内に従ってください。Keeper Securityのサイトから購入することもできます。登録直後には、登録時点でボルトに保存されていたパスワードが端末上でスキャンされます。

SDKでは、以下の4つのコマンドを扱います。

BreachWatchの一覧

breachwatch list は、BreachWatchが検知した内容に基づき、ボルト内のレコードごとのパスワード侵害の有無と状態を一覧表示します。再利用・脆弱・侵害済みなど、リスクの把握に利用できます。

DotNet CLI

コマンド: breachwatch list

フラグ:

  • --numbered - BreachWatchレコードの通し番号付き表示

  • --owned - 自分が所有者のレコードのみ表示

  • --all - 参照可能なすべてのレコードの表示 (共有レコードを含む)

例:

My Vault> breachwatch list --numbered --owned
S.No  Record UID              Title                      Description        
----  ----------------------  -------------------------  -------------------
2     record_uid              DemoRecordForWeakPassword  [email protected]      
1     record_uid              breachwatchIgnoreTest3     [email protected]
3     record_uid              DemoBreachWatchRecord      
DotNet SDK

メソッド: BreachWatchRecords()

ボルトの初期化と同期が済んでいれば、以下のように呼び出せます。

例:

PowerCommander

コマンド: Get-KeeperBreachWatchList

フラグ:

例:

コマンド: Get-KeeperIgnoredBreachWatchRecords

例:

Python CLI

コマンド: breachwatch list

オプション:

  • -n, --numbered - レコードの番号付き一覧表示

  • -a, --all - 件数制限を解除してすべて表示 (省略時は先頭30件のみ)

  • -o, --owned - 自分が所有者のレコードのみ表示

例:

Python SDK

機能: breach_watch_records

BreachWatchのスキャン

breachwatch scan は、ボルト内で新規に作成した、または更新したパスワードをBreachWatchに送り、再利用・脆弱・侵害済みのいずれかを判定します。

パスワード付きレコードを作成または変更した直後に実行します。Keeperの公式アプリ以外 (例: Commander CLI や API 経由のスクリプト) から登録した場合などに特に有効です。

DotNet CLI

コマンド: breachwatch scan

例:

DotNet SDK

メソッド: ScanAndStoreRecordStatusAsync

引数には、スキャン対象レコードの record UID を要素とする文字列のリストを渡します。

例:

PowerCommander

コマンド: 非対応

Python CLI

コマンド: breachwatch scan

パラメータ:

  • -r, --records - スキャン対象のレコード UID

例:

Python SDK

機能: scan_and_store_record_status

BreachWatchのパスワード照合

breachwatch password は、入力した文字列が公開されているデータ侵害に含まれるかを、BreachWatchのデータベースと照合して確認します。ゼロ知識方式で解析し、安全度 (例: GOOD / WEAK / BREACHED) を返します。

DotNet CLI

コマンド: breachwatch password

例:

DotNet SDK

メソッド: ScanPasswordsAsync

例:

PowerCommander

公開されている漏洩データにパスワードが含まれるかを、BreachWatchのデータベースと照合します (複数指定可)。

コマンド: Test-PasswordAgainstBreachWatch

別名: kbwp

構文:

パラメータ:

-Passwords

照合するパスワード (SecureString、複数可)、パイプライン入力可、省略時はプロンプト入力

-ShowPassword

マスクなしで結果にパスワードを表示

-VaultContextVar

ボルトコンテキストを保持する変数名 (既定以外のコンテキスト用)

コマンド例:

出力例:

Python CLI

コマンド: breachwatch password

パラメータ:

  • passwords - 照合するパスワード (コマンド引数として指定)

例:

Python SDK

機能: scan_passwords

BreachWatchのレコード無視

breachwatch ignore は、BreachWatchが再利用・脆弱・侵害済みと判定したレコードについて、アラートや警告を表示しないようにします。

対応を後回しにする合理的な理由がある場合に使います。たとえば、以下のような場合です。

  • レガシーシステム向けの資格情報

  • 重要度が低い、または別経路で保護済み

  • 修復作業の途中

DotNet CLI

コマンド: breachwatch ignore

例:

DotNet SDK

メソッド: IgnoreRecord

例:

PowerCommander

コマンド: Set-KeeperBreachWatchRecordIgnore

Python CLI

コマンド: breachwatch ignore

パラメータ:

  • records - 対象外にするレコードの UID

例:

Python SDK

機能: 非対応

最終更新