生体認証ログインコマンド
プラットフォームごとの生体認証ログインの概要とコマンド操作に関する詳細
仕組み
生体認証ログインでは、ユーザーがパスワードを入力せず、生体認証情報 (指紋、顔認証、その他の安全なトークン) で認証できます。これらはユーザーに紐づく暗号トークンとして扱われます。
生体認証 (Windows Hello) はWindows端末側で構成する必要があります。詳しくはMicrosoftのWindows Hello構成ガイドをこちらからご参照ください。
1. 認証情報の作成 (登録)
生体認証情報は、ユーザーの端末上でローカルに生成されます。
公開鍵と秘密鍵のペアが作られます。
秘密鍵は端末内に安全に保管され、端末の外には出ません。
公開鍵がKeeperに送られ、ユーザーアカウントに登録されます。
この公開鍵は、以降の認証用にユーザーと関連付けて保持されます。
2. 認証 (ログイン)
生体認証でログインするとき、端末は秘密鍵で暗号チャレンジに署名します。
署名済みのチャレンジ (トークン/アサーション) がKeeperに送られます。
登録済みの公開鍵で署名が検証されます。
検証に成功した場合:
そのトークンは本人確認の証拠として扱われます。
ボルト/セッションへのアクセスが許可されます。
3. 基本原則
ゼロ知識 – 生体データや秘密鍵はKeeperに送られず、公開鍵のみが保持されます。
端末に紐づく認証情報 – 認証情報は、作成した端末に結び付きます。
パスワードレスログイン – 一度登録すれば、マスターパスワードの代わりに使えたり、第2要素として機能したりします。
フォールバック – 生体認証が使えない場合でも、パスワードやその他の2要素認証でログインできます。
要件
PowerCommanderでは、Windows Helloのみを使った生体認証ログインが利用できます。
要件:
Windows 11以降が必要です
PowerCommander 1.0.7以降であること
Python CLIでは、Windows HelloとmacOSの両方で生体認証ログインが利用できます。 Python 3.10以上が必要です。
これらのコマンドは、Windows上の.NET Framework 4.7.2 (net472) 向けビルドでのみ利用できます。
対応コマンド一覧
以下のコマンドを扱います。
生体認証の登録コマンド
ログイン中のユーザーのメールアドレスで新しいパスキーを作成します。生体認証ログインを既定のログイン方法に設定した後、ログイン時の認証にこのパスキーが使われます。
CLIへのログインが必要です。
注:
実行後、生体認証を既定のログイン方法にするには、端末をKeeperに登録する必要があります。
永続ログインは生体認証ログインより優先されます。端末で永続ログインが有効な場合、ログイン時に生体認証情報は検証されません。
対象: Windows Helloのみ。
フラグ:
PassThru: 認証情報IDなどの詳細出力の有無。true のとき詳細を表示し、省略時は表示しません。
例
PassThruフラグあり
PassThruフラグなし
対象: WindowsとmacOSの両方。
ログイン中のユーザーのメールアドレスで新しいパスキーを作成します。端末に生体認証ログインを登録した後、ログイン時の認証にこのパスキーが使われます。
CLIへのログインが必要です。
注:
実行後、生体認証を既定のログイン方法にするには、端末をKeeperに登録する必要があります。
永続ログインは生体認証ログインより優先されます。端末で永続ログインが有効な場合、ログイン時に生体認証情報は不要になります。
Windows上のnet472向けビルドでのみ利用できます。
認証情報表示コマンド
指定アカウントに登録済みの認証情報を一覧表示し、認証器の種類、認証情報ID、作成日、最終利用日を確認できます。
CLIへのログインが必要です。
フラグ:
IncludeDisabled: 有効な認証情報に加え、無効化された過去の認証情報も表示
例
出力例:
指定アカウントに登録済みの認証情報を一覧表示し、認証器の種類、認証情報ID、作成日、最終利用日を確認できます。
CLIへのログインが必要です。
例:
認証情報検証コマンド
保存済みの認証情報によるセッション認証に使います。生体認証ログイン時も同じ処理です。
フラグ:
Purpose: login または reauth。ログイン用の認証か、ログイン状態の再確認かをサーバーに伝えます。
PassThru: 認証情報IDなどのコマンド出力の表示制御。既定は false で、その出力は表示されません。
出力例
フラグ:
--purpose: vault または reauth。目的の指定 (省略可)
出力例:
保存済みの認証情報によるセッション認証に使います。生体認証ログイン時も同じ処理です。
例:
認証情報登録解除コマンド
Keeper上の指定した暗号認証情報を無効化します。無効化後、その認証情報はユーザーへの紐づけとして受理されなくなります。
フラグ:
CredentialId: 無効化する認証情報ID。省略時はすべてが対象
PassThru: コマンド出力の表示制御。既定は false で技術的な詳細は返しません。指定すると削除した認証情報の詳細を確認できます。
出力例 :
フラグ:
--confirm: 確認ダイアログの省略
出力例
Keeper上の生体認証認証情報を無効化します。無効化後、指定した暗号認証情報はユーザーのログインに使えなくなります。
例:
表示名変更コマンド
指定端末の表示名を変更します。
未実装
以下の操作を対話形式で行います。
利用可能な認証情報から選択する
新しいフレンドリ名を入力する (最大32文字)
更新を確定する
出力例:
最終更新

