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ゲート3: 復旧破壊

ランサムウェア対策の復旧破壊ゲート、シャドウコピー削除等の破壊ユーティリティを拒否するファイルアクセスポリシー

対象: 多層のKeeper EPMランサムウェア対策ベースラインを展開するWindows管理者向けです。


多層ランサムウェア対策モデルの概要と、このゲートの位置づけはランサムウェア対策ポリシーをご参照ください。

本ポリシーは、Windows上で多層展開するKeeper EPMランサムウェア対策における復旧破壊ゲートです。Conti、LockBit、BlackCat、Royal、Akira系などのランサムウェアファミリーがシャドウコピー削除、バックアップ破壊、ブート復旧の無効化、フォレンジック証拠の消去に使う代表的な破壊ユーティリティ (vssadmin.exewbadmin.exebcdedit.exewevtutil.exefsutil.execipher.exe) の実行を拒否します。実行ファイル自体を標的にすることで、ディスク上の起動場所、ユーザー、対象マシンを問わずこれらのユーティリティをブロックします。

手順: ポリシーの作成

1

アプリケーションコレクションの作成

ポリシー作成前に、破壊ユーティリティをアプリケーションコレクションにまとめます。ファイル名のみのリソースは、ディスク上の場所に関係なく実行ファイルに一致し、本ポリシーの「パス非依存」の挙動を実現します。

  1. Keeper管理コンソールで [エンドポイント特権マネージャー][コレクション][アプリケーション] に移動します。

  2. [新しいコレクション] をクリックします。

  3. [新しいコレクション] モーダルで以下を設定します。

    • タイプ: Applications

    • 名前: Ransomware Destructive Utilities (Windows)

    • [次へ] をクリックします。

  4. [コレクションへのアイテム追加] モーダルで [リソースを手動で定義する] にチェックを入れ、各ユーティリティをカスタムリソースとして追加します。

  5. 以下を1件ずつ追加し、都度 [追加] をクリックします。

    1. vssadmin.exe

    2. wbadmin.exe

    3. bcdedit.exe

    4. wevtutil.exe

    5. fsutil.exe

    6. cipher.exe

  6. コレクションを保存します。コレクションのUIDを控えておきます。ポリシーJSONのインポート時に ApplicationCheck で参照するか、UIでポリシーを作成するときにピッカーから選択します。

vssadmin.exe (パスなし) として登録すると、C:\Windows\System32%TEMP% 下にステージングしたコピー、リネームしたフォルダのドロッパー、USBメモリなど、起動場所を問わず一致します。C:\Windows\System32\vssadmin.exe のように登録すると、その1パスだけに一致し、ステージングされたコピーを見逃します。

2

ポリシーの作成

  1. [エンドポイント特権マネージャー][ポリシー] に移動し、[ポリシーの作成] をクリックします。

  2. ポリシー詳細を入力します。

    • ポリシー名: Deny Ransomware Recovery Destruction (Windows)

    • ポリシータイプ: File Access

    • ステータス: 初期パイロットは Monitor。正当な管理またはバックアップツールが一致しないことを確認したら Enforce に切り替えます。

3

DENY コントロールの追加

  1. [コントロールを追加] をクリックします。

  2. [拒否] を選択します。

4

フィルターの設定

  1. ユーザーグループ: [すべてのユーザーとグループ] (ワイルドカード) を選択します。

  2. マシンコレクション: Windowsマシンコレクションを選択します。特定の許可ポリシーが上書きできるベースラインにするなら [すべて選択] のまま。特定ポリシー優先にするなら、名前付きWindowsマシンコレクションを指定します。

  3. アプリケーション: 手順1の Ransomware Destructive Utilities (Windows) コレクションを選択します。

  4. 日時範囲は未設定のままにします。破壊的なランサムウェア活動は時間帯を問いません。

5

Advanced Modeでの通知設定

  1. 通知メッセージ: This action has been blocked by Keeper EPM. The requested utility is restricted because it is commonly used to destroy backup and recovery data. Contact your administrator if you have a legitimate business need.

6

保存とパイロット

  1. [保存] をクリックします。ポリシーは約30分以内に適用範囲内のすべてのエンドポイントへ配布されます。影響を受けるエンドポイントのユーザーは、Keeperエージェントの [ポリシーを更新] で即時同期できます。

  2. [監視] モードで7〜14日間運用します。[エンドポイント特権マネージャー][ダッシュボード] の監査ログで、正当な管理またはバックアップワークフローとの一致がないか確認します。

  3. 監視結果に問題がなければ、[ステータス]Enforce に変更します。

参考: ポリシーJSON

以下は完成したポリシーのエクスポート形式です。<generated-policy-uid><uid-of-Ransomware-Destructive-Utilities-collection> のプレースホルダーは、管理コンソールでポリシーとコレクションを作成すると自動で埋まります。

最終更新