スケーリングと高可用性
Keeperゲートウェイでスケーリングおよび高可用性を有効化

Keeperゲートウェイは、接続、トンネル、検出、認証情報のローテーションに対応します。
スケーリングにより、同一の設定で複数のゲートウェイインスタンスを稼働できます。これらのインスタンスは1つのゲートウェイプールを形成し、PAMワークロードの処理能力と可用性を高めます。
リクエストはラウンドロビン方式で、正常なインスタンスへ順に振り分けられます。
スケーリングの仕組み

ゲートウェイのスケーリングが有効な場合、同一の構成を用いて複数のゲートウェイインスタンスを運用できます。これらのインスタンスは1つのゲートウェイプールを構成し、PAMワークロードをまとめて扱います。
ワークロードの分散: リクエストを利用可能なゲートウェイインスタンスへ分散
自動フェイルオーバー: インスタンスが利用不能になった場合、トラフィックを正常なインスタンスへ切り替え
上限の設定: 同時起動できるインスタンス数の上限を指定
クロスプラットフォーム対応: 対応プラットフォーム上でインスタンスを実行
スケールダウン
最大インスタンス数を下げても、すでに稼働中のゲートウェイが自動的に停止することはありません。上限を下げた場合 (例: 3 → 2) も、既存インスタンスは手動で停止するまで稼働し続けます。新しい上限に合わせるには、余分なインスタンスを手作業で停止してください。
セットアップ
要件
スケーリングを有効にする前に、以下を満たしていることを確認してください。
Keeperゲートウェイ バージョン 1.7.6 以降
Keeperコマンダー バージョン 17.2 以降
Keeperゲートウェイの作成、デプロイ、管理ができるユーザー
既存のゲートウェイのデプロイ
1. ゲートウェイインスタンス数の上限を設定する
Keeperコマンダーにログインしたら、ゲートウェイの一覧を取得します。
対象のゲートウェイにスケーリングを設定します。
<GATEWAY_UID_OR_NAME> にはゲートウェイの UID または名前を、<MAX_INSTANCES> には同時に許可するインスタンス数の上限 (最小 1) を指定します。
例:
2. 同一構成でもう1台のゲートウェイを実行する
同一のゲートウェイ構成を、追加のサーバーまたは環境へデプロイします。各インスタンスは同一のゲートウェイプールに参加し、設定された上限を守ります。
既に稼働中のゲートウェイから構成を複製し、新しい各ホストで再利用します。元のゲートウェイを base64 構成オプションで作成した場合は、表示された GATEWAY_CONFIG の値を再利用します。
デプロイ手順の詳細は、各プラットフォーム向けガイドをご参照ください。
新しいインスタンスのデプロイ
ゲートウェイの初期化方法は、デプロイ先のシステムによって異なります。
Windowsネイティブ / Linuxネイティブ: ワンタイムトークンで初期化
Docker: Base64構成ファイルで初期化
Dockerインスタンス
Dockerでは構成ファイルが共通のため、同じコマンドでインスタンスを追加できます。
Linuxインスタンス
Linuxネイティブのゲートウェイはワンタイムトークンでデプロイするため、同じコマンドでは新しいインスタンスを追加できません。代わりに、以下の手順を実行します。
構成なしでゲートウェイをインストールします。
最初のゲートウェイからゲートウェイ構成JSONファイルをコピーします。
ゲートウェイを再起動します。
Windowsインスタンス
Windowsネイティブのゲートウェイもワンタイムトークンでデプロイするため、同じコマンドでは新しいインスタンスを追加できません。代わりに、以下の手順を実行します。
Windowsゲートウェイサービスを起動せずにインストールします。

最初のゲートウェイからゲートウェイ構成JSONファイルをコピーします。
Windowsのサービス一覧からKeeper Gatewayサービスを開始します。
ゲートウェイインスタンスの確認
再起動後、ゲートウェイはゲートウェイプールのインスタンスとして稼働します。一時ゲートウェイは、この時点で削除してかまいません。Keeperコマンダーの pam gateway list で稼働中のインスタンスを確認できます。
JSON構成とBase64構成ファイルの変換
Linuxネイティブ / WindowsネイティブのゲートウェイとDockerゲートウェイを同一プールで稼働させる場合、構成は異なる形式で保存されます。
Linuxでは構成をJSONで保存します
Dockerでは構成をBase64で保存します (
docker-compose.ymlファイル内)
両形式を扱う場合は、JSONとBase64形式の相互変換が可能です。
JSON構成 (Linux / Windows) からBase64 (Docker) へ変換
Base64構成 (Docker) からJSON (Linux / Windows) へ変換
上記コマンドの > /etc/keeper-gateway/gateway-config.json は、JSONをゲートウェイ構成ファイルに直接書き込みます。stdoutにJSONを出力する場合は、この部分を削除してください。
最終更新

