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ボルトリリース 18.4.0

2026年6月24日リリース

新機能

Keeper特権クラウド — モダンなエンタープライズ向けジャストインタイムアクセス

Keeper特権クラウドは、クラウドプラットフォームおよびディレクトリサービス全体で、IDベースのジャストインタイム (JIT) アクセスを実現します。必要なときにのみ一時的な昇格アクセスを付与し、セッション終了時に自動的に取り消すことで、常設特権に伴うリスクを排除しながら、ユーザーの生産性と組織のセキュリティを両立します。

アクセス権は、既存のIDプロバイダ上でロールの割り当て、グループメンバーシップ、またはエンタイトルメントを一時的に変更することで、IDレイヤーで直接適用されます。SSO、フェデレーションアプリケーション、ロールベースのアクセス制御 (RBAC) のいずれの環境でも利用でき、手動による権限の取り消しや不要な権限の残存を防ぐとともに、アクセスの付与から取り消しまでのすべての操作を監査ログとして記録します。

主なメリット

  • 必要な期間のみ特権を付与し、自動的に取り消すことで、常時特権に伴うリスクを排除。

  • 既存のSSO、グループ、RBACポリシーを活用したIDネイティブなアクセス制御。

  • すべてのアクセス付与および権限取り消しイベントを記録する包括的な監査ログを実現。

特権クラウドの利用が適しているケース

特権クラウドは、次のような要件に適しています。

  • IDプロバイダ、ディレクトリグループ、またはクラウドロールを通じてアクセスが付与される場合。

  • ユーザーがSSOまたはフェデレーション認証を利用してサインインしている場合。

  • 共有の特権アカウントではなく、一時的な権限付与によってアクセスを管理したい場合。

  • アクセスに承認プロセス、有効期限、および完全な監査証跡が求められる場合。

要件

特権クラウドは、KeeperPAMのジャストインタイムアクセス (JIT)フレームワークを拡張します。設定を開始する前に、以下の条件を満たしていることを確認してください。

  • Keeperシークレットマネージャーアプリケーションが構成済みで、正常に動作していること。

  • KeeperPAMゲートウェイがデプロイ済みで、IDプロバイダのAPIへ接続できること。

  • 承認ワークフローおよび期間限定アクセスを実現するワークフロー機能が有効になっていること。

  • サポート対象のIDプラットフォーム用PAM構成が作成済みであること。

  • 対象ユーザーがKeeperおよびIDソースの両方に存在していること。

  • 対象のグループ、ロール、またはエンタイトルメントがIDプラットフォーム上にあらかじめ存在していること。

  • 対象のクラウドアカウント、テナント、またはアプリケーションが、対象のIDプラットフォームを信頼するよう設定されていること。

  • ゲートウェイから必要なエンドポイントへアウトバウンド通信が可能であり、DNS解決およびHTTPS接続が利用できること。

フェデレーションアクセスを利用する場合は、特権クラウドを有効化する前に、対象プラットフォームと外部IDプロバイダ間の信頼関係が正常に構成され、機能していることを確認してください。

IDモード

特権クラウドでは2つのIDモードをサポートしています。アクセス要求が送信されると、KeeperPAMは以下のいずれかの方法で権限昇格を実行します。

直接IDモード — KeeperPAMは、PAM構成で定義されたIDシステムと直接通信します。対象プラットフォームが独自のIDおよびロールを管理している場合に使用します。

フェデレーションIDモード — KeeperPAMは、別のIDプロバイダ構成を通じてアクセス要求を処理します。対象プラットフォームが認証またはエンタイトルメントのマッピングに外部IdPに依存している場合に使用します。有効化するには、PAM構成でフェデレーションIDを有効化し、外部IdPを指す別のPAM構成を選択します。KeeperPAMはフェデレーションディレクトリで一時的なID変更を適用し、対象プラットフォームが通常のSSOまたはフェデレーションの認証フローを通じてその変更を評価します。

対応プラットフォームの一覧については、こちらのページをご参照ください。

Keeper特権クラウドについて詳しくは、こちらのページをご参照ください。

改善点

  • VAUL-9031: CNAPPクラウドセキュリティ向けの初期案内画面を追加。

  • VAUL-9034: 修復アクションモーダルからのアクセス管理およびジャストインタイムを有効化の操作性を改善。

  • VAUL-9072: CNAPPの新しい修復アクション「常設特権の削除」を追加。

  • VAUL-7557: 依存関係の監査を実施。

  • VAUL-9035: CNAPPモーダル内の、ジャストインタイムを有効化およびアクセス管理の文言を更新。

  • VAUL-9047: ダークモードにおけるレコードおよびフォルダの選択状態の表示を更新。

  • VAUL-9081: CNAPP関連フィールドが一般タブと機能タブの両方に表示される不具合を修正。

  • VAUL-9089: ボルトのSBOMに関する脆弱性を解消。

  • KDE-2119: フォルダ名を最大2行で表示できるよう改善。

  • KDE-2137: デスクトップアプリのSBOMに関する脆弱性を解消。

バグ修正

  • VAUL-8831: KeeperDrive以外のアカウントで [共有] ボタンをクリックした際の権限エラーメッセージに関する不具合を修正。

  • VAUL-8869: 従来型共有フォルダで、レコード管理の権限を持つ共有先ユーザーに対し、KeeperDriveアカウントで無効化されたフィールドが表示されない不具合を修正。

  • VAUL-8870: 従来型共有フォルダで、ユーザー管理の権限を持つ共有先ユーザーに対し、KeeperDriveアカウントで無効化されたフィールドが表示されない不具合を修正。

  • VAUL-8893: KeeperDriveアカウント以外でレコードオプションメニューから [共有] をクリックした際のエラーメッセージに関する不具合を修正。

  • VAUL-9007: ローテーションが失敗し解決結果が送信されなかった場合でも、CNAPPの問題が要対応のまま残る不具合を修正。

  • VAUL-9025: クラウドセキュリティのタイトル、タグ、重要度が翻訳されない不具合を修正。

  • VAUL-9033: 日本語翻訳の不備を修正。

  • VAUL-9053: チーム名と [チームを表示する] リンクが同一行に表示される不具合、および [マイフォルダ] ラベル下の余白が不足している不具合を修正。

  • VAUL-9060: 秘密鍵を使用したPAMのSSH管理者アカウントのローテーションに失敗する不具合を修正。

  • VAUL-9062: KeeperDriveのGREで共有制限に関するメッセージが表示されない不具合を修正。

  • VAUL-9076: クラウドセキュリティ向けの初期案内画面を修正。

  • KDE-2088: 自動インポート機能でLastPassの共有フォルダをインポートできない不具合を修正。

  • KDE-2123: Linux Fedora環境で18.2.1へのアップデート時にチェックサムエラーが発生する不具合を修正。

  • KDE-2134: Microsoft DefenderのASR機能により、Microsoft Store経由でインストールしたブートストラップ実行ファイルがブロックされる不具合を修正。

ウェブボルトのアップデート手順

  • 最新のウェブボルトを利用するには、ボルトのログインページを再読み込みしてください。Shift+Ctrl/Cmd+Rで強制的に再読み込みすることも可能です。

デスクトップアプリのアップデート手順

  • Keeperの公式サイトから直接Keeperデスクトップをインストールした場合は、こちらから最新版をダウンロードしてください。

  • Mac App StoreまたはMicrosoft Storeからインストールした場合は、各ストアでアップデートしてください。

最終更新