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シークレットマネージャーCLI 1.5.0

2026年8月14日リリース

セキュリティ

  • KSM-1168: ksm sync --type aws における認可上の不具合を修正しました。これまでは、同期対象フォルダへの追加権限を持つKeeperユーザーが、細工したレコードタイトルを使用することで、オペレーターのAWSアカウント内の任意のシークレットを対象にできる可能性がありました。AWSに書き込まれるシークレット名は、呼び出し元が指定する名前空間プレフィックス (--prefix) の範囲内に制限されるようになりました。また、すべてのクラウドバックエンド (AWS、Azure、GCP) で、ドライランの出力に書き込み先のシークレットの実際の値が含まれないようになりました。

改善点

  • KSM-1114: メンテナンスされていない colorama への依存を削除しました。ターミナルの色付けには、click-help-colors 経由ですでに利用可能な click.style() を使用するようになり、新たな依存関係は追加されません。

  • KSM_CONFIG が設定されているものの、キーリングプロファイルが優先される場合、CLIが現在使用されている設定元をstderrに警告として表示するようになりました。キーリングが利用できない場合や空の場合は警告が表示されないため、KSM_CONFIG のみを使用するCI環境やコンテナ環境では出力されません。

バグ修正

  • KSM-929: ロックされたOSキーリング (SSH経由のgnome-keyringなど) で、プロファイルが存在しないものとして処理されていた不具合を修正。CLIで、代替手段として --ini-file / KSM_CONFIG の使用を案内する、対処方法が明確なエラーが表示されるようになりました。

  • KSM-1113: Windows (%APPDIR%%APPDATA%) およびLinux (/etc のエントリがカレントディレクトリからの相対パスではなく絶対パスとして解決されるように変更) での設定パス検索を修正。

  • KSM-1107: ksm secret add clone でコピー元のUIDが存在しない場合、正常終了を示す終了コード0ではなく、0以外の終了コードを返すよう修正。

  • KSM-1118: コピー元レコードに値が設定されていない複合フィールド (名前、住所、ホストなど) が含まれている場合に、ksm secret add clone が「list index out of range」エラーでクラッシュする不具合を修正。

  • KSM-1126: 値が設定されていない複合フィールドがレコードに含まれている場合に、ksm secret add file および ksm secret add editor が同様の「list index out of range」エラーでクラッシュする不具合を修正。

  • KSM-1135: ksm secret upload の直後に ksm secret download を実行すると、MissingSchema: Invalid URL 'None' エラーでクラッシュする不具合を修正。ボルトではファイルのダウンロードURLが非同期で反映されるため、CLIで再試行を促す明確なメッセージが表示されるようになりました。

  • KSM-1155: キーリングへの保存時に致命的なエラーが発生した場合、根本原因となったエラーメッセージが表示されない不具合を修正。元のエラーが直接表示されるようになりました。

  • KSM-1156: stdoutでUnicodeの罫線文字を使用したバナーを表現できない場合 (Windowsで出力をパイプまたはリダイレクトした際のcp1252や、LinuxのCロケール環境でのパイプなど) に、ksm shell が起動時に UnicodeEncodeError でクラッシュする不具合を修正。Unicodeバナーを表示できない場合は、プレーンテキストのバナーにフォールバックするようになりました。

  • KSM-1157: ksm shell 内で実行するコマンドに、セッションのグローバルオプション (--ini-file--profile-name--output--color--cache--log-level) が適用されない不具合を修正。すべてのセッションオプションが内部コマンドに引き継がれるようになりました。

  • KSM-1162: Windows版の ksm shell で、バックスラッシュを含むファイルパスが破損する不具合を修正。たとえば、C:\dir\file.iniC:dirfile.ini に変換されていました。

  • KSM-1165: ksm shell でコマンド引数が # の位置で切り捨てられる不具合を修正。# を含むUIDやパスがそのまま渡されるようになりました。

  • KSM-1163: すべてのプラットフォームで発生していた keeper.ini の検出に関する2つの不具合を修正。KSM_INI_DIR が設定されていても、警告なしにカレントディレクトリ内の keeper.ini が優先される不具合と、未設定の環境変数が検索パス内でリテラルのディレクトリ名として検索される不具合を修正しました。

  • KSM-1018: macOSインストーラー版で、ksm を実行するたびにクラッシュする不具合を修正。バンドルされるlibsslをOpenSSL 3.2.0以降に更新しました (x64およびarm64)。

  • KSM-1105: Windowsインストーラーで、インストール後の ksm.exe の起動がエンドポイントセキュリティ (EDR/AV) によってブロックされる不具合を修正。

  • KSM-1106: macOSのPKGインストーラーをGUIモードで使用した際、KeyringおよびCloud Syncコンポーネントのチェックボックス設定が反映されない不具合を修正。ユーザーが選択したコンポーネントが正しく反映されるようになりました。

  • KSM-1116: 64ビット版Windowsで、Windowsインストーラーが64ビットバイナリを Program Files ではなく Program Files (x86) に配置する不具合を修正。

  • KSM-1159: Windowsインストーラーで、インストールまたはアップグレードのたびに重複するPATHエントリが追加される不具合を修正。

  • KSM-1164: Windowsでアンインストールまたはアップグレードを行った際、システムPATHが REG_EXPAND_SZ ではなく REG_SZ として書き込まれ、破損する不具合を修正。これにより、アンインストーラー実行後に起動するすべてのプロセスで、%SystemRoot% および %WINDIR% が正しく展開されなくなっていました。

  • KSM-1117: Docker Alpineイメージにmusl 1.2.4のベースイメージが含まれている一方、バンドルされたバイナリにはmusl 1.2.5以降が必要だった不具合を修正。この不具合により、/cli/musl/ksm initコンテナバイナリを同イメージ内で読み込むことができませんでした。

  • KSM-1120: Dockerの /cli/glibc/ksm および /cli/musl/ksm initコンテナバイナリが、すべてのプラットフォームでamd64 ELFとして提供されていた不具合を修正。これにより、arm64のinitコンテナではバイナリが正常に動作していませんでした。

  • KSM-1160: Alpine 3.19 (musl 1.2.4) またはglibc 2.28未満のシステムで install.sh を実行すると、分かりにくいPyInstallerエラーが発生する不具合を修正。インストール前にプラットフォームの互換性を確認するようになりました。

  • KSM-1169: ksm sync のドライラン出力に、Azure Key VaultまたはGCP Secret Managerの書き込み先の実際の値が含まれないよう修正。これにより、AWSと同じ動作になりました。また、--map で指定された書き込み先の名前について、書き込みを行う前にAzureおよびGCPの命名規則に準拠しているか検証されるようになりました。

  • KSM-1170: ksm sync --record および --folder で、トークンがUIDではなくレコードタイトルまたはフォルダ名によって解決された場合、これらの識別子は変更可能であるため、stderrに警告が表示されるよう修正。解決方法自体に変更はありません。スケジュールされた同期にはUIDの使用を推奨します。

  • KSM-1171: ksm init k8s でKubernetes Secretマニフェストの生成にYAMLシリアライザーを使用するよう修正。これにより、--name および --namespace の値が常に適切にエンコードされ、マニフェストへのコンテンツの挿入を防止できるようになりました。

互換性に影響する変更

  • KSM-1168: --record--folder、または --folder-recursive を指定して ksm sync --type aws を使用する場合、--prefix 引数が必須になりました。既存の同期コマンドには --prefix <value> (例:--prefix keeper/) を追加する必要があります。

  • KSM-1120: Linux向けGitHubリリースのtarballファイル名にアーキテクチャが含まれるようになりました。従来の単一のLinux tarballは、keeper-secrets-manager-cli-linux-amd64-1.5.0.tar.gzkeeper-secrets-manager-cli-linux-arm64-1.5.0.tar.gz に分割されました。Alpine版も同様に、keeper-secrets-manager-cli-alpine-linux-amd64-1.5.0.tar.gzkeeper-secrets-manager-cli-alpine-linux-arm64-1.5.0.tar.gz に分割されました。従来のアーキテクチャ表記のないtarballファイル名を参照しているスクリプトは更新が必要です。

リソース

最終更新