Docker Composeメソッドを使用したKeeperオートメーターのインストール
本ページでは、DockerまたはDocker Composeを実行できるLinuxインスタンスでKeeperオートメーターを実行するための手順を解説します。
コンテナの更新間でデータが保持されます
将来の更新のインストールと保守が簡単です
Docker Composeメソッドを使用したオートメーターのインストール手順は以下のとおりです。
DockerとDocker Composeのインストール
DockerとDocker Composeのインストール手順はプラットフォームによって異なります。以下の公式ドキュメントをご参照ください。
LinuxにDockerおよびDocker Composeインストール手順をご参照ください。
備考: Linuxではdocker compose
の代わりにdocker-compose
を使用できます。
インストール後にDockerサービスが動作していない場合は、Dockerサービスの起動が必要になる場合があります。
次に、サービスが自動的に開始するように設定します。
root以外のユーザーにDockerの実行を許可するには (セキュリティ要件を満たしている場合)、以下のコマンドを実行します。
docker-compose.ymlファイルを作成します
以下のコードをdocker-compose.yml
ファイルとして、サーバーのdocker composeコマンドを実行する場所に保存します。
コンテナをインストールして起動
新しい証明書でサービスを再起動
Keeperコマンダーをインストール
この時点でサービスは実行中ですが、Keeperとはまだ通信できない状態です。
コマンダーで初期化します
Keeperコマンダーにログインし、automator create
で始まる一連のコマンドを使用してオートメーターを有効化します。
ノード名 (この場合は、Azure Cloud) は、以下に示すように管理コンソールのUIに表示されます。
コマンドの出力には、IDプロバイダから取得したメタデータを含むオートメーターの設定が表示されます。
URLはまだ設定されていないませんので、選択したFQDNを使用してURLを編集します。
以下のようにautomator editコマンドを実行します。これによりURLとスキルが設定されます (team
、 team_for_user
、device
)。
次にキーを交換します。オートメーター公開キーで暗号化されたエンタープライズ秘密キーがオートメーターに提供されます。
新しい設定でオートメーターを初期化します。
オートメーターサービスを有効にします。
この時点で設定は完了となります。
自動ヘルスチェックには以下のURLをご使用になれます。
https://<server>/health
以下はその例です。
Docker Compose コマンドを使用してオートメーターログをモニターできます。
IDプロバイダとしてAD FSを使用してKeeperオートメーターを有効にする場合、以下の手順に従ってKeeper 証明書を更新するまでログインできません。
Keeper管理コンソールへログインします。
[管理者] > SSOノード > [プロビジョニング]に移動し、SSOクラウド設定を見ます。
[SP証明書をエクスポート]をクリックします。
AD FS管理コンソールで、KeeperクラウドSSO証明書利用者信頼プロパティを選択します。
[暗号化]タブで、古い証明書をこの新しい証明書に置き換えます。
[署名]タブで、新しいSP証明書をこの新しい証明書に置き換えます。
Keeperのサーバーおよびご利用のワークステーションからサービスへのネットワークアクセスを制限することを推奨します。許可するKeeper IPアドレスのリストについては、イングレス要件のページをご参照ください。
オートメーターの新バージョンが利用できるようになった際には、コンテナのアップデートするだけでご利用になれます。
Keeperオートメーターがデプロイされましたので、エンドユーザー体験のテストが可能となります。ユーザーがSSO IDプロバイダで認証した後は、承認を求めるプロンプトは必要なくなります。
最も簡単なテスト方法は、ブラウザでシークレットモードのウィンドウを開いてKeeperウェブボルトへアクセスし、SSOクラウドでログインすることとなります。デバイスの承認を求めるプロンプトは表示されなくなります。