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Docker Compose

Docker Composeメソッドを使用したKeeperオートメーターのインストール

本ページでは、DockerまたはDocker Composeを実行できるLinuxインスタンスでKeeperオートメーターを実行するための手順を解説します。

Docker Composeには、標準のDockerよりも利点が多くあります。

  • コンテナの更新間でデータが保持されます

  • 将来の更新のインストールと保守が簡単です

Docker Composeメソッドを使用したオートメーターのインストール手順は以下のとおりです。

  1. DockerとDocker Composeのインストール

DockerとDocker Composeのインストール手順はプラットフォームによって異なります。以下の公式ドキュメントをご参照ください。

LinuxにDockerおよびDocker Composeインストール手順をご参照ください。

備考: Linuxではdocker composeの代わりにdocker-composeを使用できます。

インストール後にDockerサービスが動作していない場合は、Dockerサービスの起動が必要になる場合があります。

次に、サービスが自動的に開始するように設定します。

root以外のユーザーにDockerの実行を許可するには (セキュリティ要件を満たしている場合)、以下のコマンドを実行します。

  1. docker-compose.ymlファイルを作成します

以下のコードをdocker-compose.ymlファイルとして、サーバーのdocker composeコマンドを実行する場所に保存します。

  1. コンテナをインストールして起動

  1. 新しい証明書でサービスを再起動

  1. Keeperコマンダーをインストール

この時点でサービスは実行中ですが、Keeperとはまだ通信できない状態です。

  1. コマンダーで初期化します

Keeperコマンダーにログインし、automator createで始まる一連のコマンドを使用してオートメーターを有効化します。

ノード名 (この場合は、Azure Cloud) は、以下に示すように管理コンソールのUIに表示されます。

コマンドの出力には、IDプロバイダから取得したメタデータを含むオートメーターの設定が表示されます。

URLはまだ設定されていないませんので、選択したFQDNを使用してURLを編集します。

以下のようにautomator editコマンドを実行します。これによりURLとスキルが設定されます (team、 team_for_user、device)。

次にキーを交換します。オートメーター公開キーで暗号化されたエンタープライズ秘密キーがオートメーターに提供されます。

新しい設定でオートメーターを初期化します。

オートメーターサービスを有効にします。

この時点で設定は完了となります。

自動ヘルスチェックには以下のURLをご使用になれます。

https://<server>/health

以下はその例です。

$ curl https://automator.lurey.com/health
OK

ログのモニタリング

Docker Compose コマンドを使用してオートメーターログをモニターできます。

docker compose logs -f

AD FSを使用した環境の場合

IDプロバイダとしてAD FSを使用してKeeperオートメーターを有効にする場合、以下の手順に従ってKeeper 証明書を更新するまでログインできません。

  • Keeper管理コンソールへログインします。

  • [管理者] > SSOノード > [プロビジョニング]に移動し、SSOクラウド設定を見ます。

  • [SP証明書をエクスポート]をクリックします。

  • AD FS管理コンソールで、KeeperクラウドSSO証明書利用者信頼プロパティを選択します。

  • [暗号化]タブで、古い証明書をこの新しい証明書に置き換えます。

  • [署名]タブで、新しいSP証明書をこの新しい証明書に置き換えます。

サービスの確保

Keeperのサーバーおよびご利用のワークステーションからサービスへのネットワークアクセスを制限することを推奨します。許可するKeeper IPアドレスのリストについては、イングレス要件のページをご参照ください。

アップデート

オートメーターの新バージョンが利用できるようになった際には、コンテナのアップデートするだけでご利用になれます。

docker compose pull
docker compose up -d

ユーザー体験のテスト

Keeperオートメーターがデプロイされましたので、エンドユーザー体験のテストが可能となります。ユーザーがSSO IDプロバイダで認証した後は、承認を求めるプロンプトは必要なくなります。

最も簡単なテスト方法は、ブラウザでシークレットモードのウィンドウを開いてKeeperウェブボルトへアクセスし、SSOクラウドでログインすることとなります。デバイスの承認を求めるプロンプトは表示されなくなります。