記録タイプに関するコマンド

記録タイプとカスタムテンプレートを作成および管理するためのコマンド

本ページでは、記録タイプに関連するコマンドをご紹介します。使用例など記録タイプの詳細については、以下のページをご参照ください。

page記録タイプの作成

コマンド

Keeperコマンドリファレンス

対話型シェル、CLI、JSON設定ファイルのいずれを使用する場合でも、以下のコマンドがサポートされており、各コマンドでは追加のパラメータとオプションがご利用になれます。

特定のコマンドのヘルプを表示するには、次のコマンドを実行します。

help <command>

記録タイプに関連する全コマンド

コマンド説明

記録タイプを一覧表示するか、特定の記録タイプに関する情報を表示します

カスタムの記録タイプを追加、編集、削除します

従来の記録を記録タイプ型の記録に変換します

record-type-infoコマンド

コマンド: record-type-infoまたはrti

詳細: 使用可能な記録タイプを一覧表示するか、または特定の記録タイプの詳細を表示します

スイッチ:

-lr--list-record <記録タイプかID (オプション)>

  • 記録タイプ名またはIDが指定されていない場合は、すべての記録タイプ名とIDが一覧表示されます

  • 記録タイプ名またはIDが指定されている場合は、記録タイプの詳細情報とフィールドが表示されます

-lf, --list-field <FIELD NAME> 指定したフィールドタイプに関する情報を表示します。「*」を使用してすべてのフィールドを表示できます。

-e--example 記録タイプまたはフィールドのjsonサンプルを生成します。-lrまたは-lfと一緒に使用する必要があります

--syntax-help 記録タイプのパラメータに関する拡張ヘルプを表示します

--format <{csv, json, table}> 出力形式を選択します

--output <出力ファイル> 指定したファイルに結果を出力します。*表形式が使用されている場合は無視されます

例:

rti
rti -lr login
rti -lf name
rti -lf *
rti -lr passport -e
rti --syntax-help
rti --output logs/record-types.csv --format csv
  1. 記録タイプの一覧を表示します

  2. ログイン記録タイプの詳細を表示します

  3. 名前フィールドタイプの詳細を表示します

  4. すべてのフィールドタイプの詳細を表示します

  5. パスポート記録タイプの例を表示します

  6. 構文の拡張ヘルプテキストを表示します

  7. 記録タイプ情報をCSVとしてファイルに書き込みます

record-typeコマンド

コマンド: record-typeまたはrt

詳細: カスタムの記録タイプを追加、変更、削除します

パラメータ:

記録タイプID (更新または削除の場合)

スイッチ:

-a--action <{add, update, remove}> 実行する操作

  • add - 新しいカスタムの記録タイプを作成します

  • update - 既存のカスタムの記録タイプを変更します

  • remove - 既存のカスタムの記録タイプを削除します

--data <DATA> 記録タイプのJSON形式の定義

形式:

記録タイプは以下の書式設定を利用します。

    { "$id": <record type name>,
     "fields": [ 
       { "$ref": <field type>},
       { "$ref": <field type>, "label": <foeld label(optional)>, required: <true/false (optional) }
      ] }

例:

{
   "$id":"My Record Type",
   "fields": [
      {
        "$ref":"login",
        "label":"AppLogin",
        "required":true
      },
      {
        "$ref":"name",
        "label":"Your name"
      },
      {
        "$ref":"address",
        "required":true
      }
    ]
}
  • すべてのフィールドタイプの一覧はこちらをご参照ください

  • 使用可能なフィールドタイプの一覧を表示するには、次のコマンドを使用します。rti -lf *

例:

rt --action add --data '{"$id":"My Record Type", "fields": [{"$ref":"login","label":"AppLogin","required":true},{"$ref":"name","label":"Your name"},{"$ref":"address","required":true}]}'
rt 102 -a update --data '{"$id":"My Record Type", "fields": [{"$ref":"login","label":"AppLogin","required":true},{"$ref":"name","label":"Your name"}]}'
rt 102 -a remove
  1. 「My Record Type」という名前の新しい記録タイプを追加します

  2. 「My Record Type」記録タイプ (この例ではIDが102) を更新します。 ここでは、「Address」フィールドが削除されました

  3. IDが102の記録タイプを削除します

convertコマンド

バージョン: v16.5.9以降

コマンド: convert

詳細: 従来の (一般的なタイプ指定された、またはタイプ指定されていない) 記録をタイプ指定された記録に変換します。

convertコマンドは、タイプ指定されていない従来の記録をタイプ指定された記録に変換するだけです。

タイプ指定された記録のタイプを変換するには、record-updateコマンドを使用します。

パラメータ:

現在のフォルダ内の記録に一致するパターン。 UIDとタイトルを照合します。任意の1文字に一致する「?」と任意の数の文字に一致する「*」を使用できます

スイッチ:

-t--record-type <RECORD TYPE OR ID > 記録の変換先のタイプ

-q--quiet 一致および変換された記録の情報を表示しません

-u, --url <URL Pattern> 指定したパターンに一致するURLを持つ記録のみを変換します。 任意の1文字に一致する「?」と任意の数の文字に一致する「*」を使用できます

-n--dry-run 記録は一切変換せずに変換結果を表示します

-r--recursive 現在のフォルダと子フォルダのすべての一致する記録に変換を適用します

--ignore-ownership 現在のアカウントが所有していない記録でも変換します

例:

convert Dtvb84zwkBmZgxrUByUfpg --record-type login
convert * --record-type login --recursive --dry-run
convert * -t login -r
convert *sql* -t databaseCredentials 
convert *ssh-? -t sshKeys --recursive
  1. 指定したUIDを持つタイプ指定されていない記録をログイン記録タイプに変換します

  2. ボルト内のすべての記録の変換のドライランを実行し、変換される記録を表示します (ルートディレクトリで実行すると、すべての記録に一致します)。

  3. ボルト内のタイプ指定されていないすべての記録をログインタイプに変換します (ルートディレクトリで実行した場合)

  4. 名前に「sql」を含むタイプ指定されていない記録をデータベースクレデンシャルに変換します

  5. ssh-<任意の文字>で終わるすべての記録をsshKeyタイプの記録に変換します

    1. 例: 「Github ssh-1」というタイトルの記録と「Github ssh-2」というタイトルの記録を変換します

最終更新