管理対象Microsoft ADユーザー
KeeperによるGoogle Cloud管理対象Microsoft Active Directoryサービスアカウントのローテーション

概要
本ページでは、Keeperローテーションを使用して、Google Cloud Managed Microsoft ADサービスのユーザーアカウントをローテーションする方法を説明します。Active DirectoryサービスはAWSで管理されるリソースであり、ディレクトリサービスの管理者認証情報はPAMディレクトリレコードタイプに関連付けられ、ADユーザーの構成はPAMユーザーレコードタイプで定義されます。
ユーザーアカウントのパスワードはLDAPを使用してローテーションされます。ローテーションを正常に実行するには、サーバー側でLDAPSが構成されていること、またPAMディレクトリレコードタイプで定義されているディレクトリ管理者がSSL接続を使用していることが必要です。
要件
以下の作業がすでに完了していることを前提としています。
ロールに対してKeeperシークレットマネージャーが有効になっていること
ロールに対してKeeperローテーションが有効になっていること
Keeperシークレットマネージャーのアプリケーションが作成されていること
Keeperローテーションゲートウェイがインストールされ、稼働しており、Google Cloudディレクトリサービスと通信できる状態になっていること
Google Cloud環境が、当社ドキュメントに従って構成されていること
1. PAMディレクトリレコードの設定
Keeperローテーションは、AWS Managed Directory Serviceに関連付けられた管理者認証情報を使用して、ドメインサービスのディレクトリアカウントのパスワードをローテーションします。これらの管理者認証情報は、ディレクトリ管理者のパスワードローテーションにも使用できます。
以下は、PAMディレクトリレコードの必須フィールドとなります。
タイトル
レコード名。例: AD Domain Service
ホスト名またはIPアドレス
ディレクトリのDNS名。例: ad.pam.test
ポート
LDAPSを使用する場合は 636 を指定します
SSLの使用 (チェックボックス)
有効にする必要があります
管理者認証情報
ディレクトリサービスの管理者アカウントとパスワードを提供するPAMユーザー。例: Admin
注記: LoginとDomain Name、またはDistinguished Nameのいずれかが必須です。Distinguished Nameの使用を推奨します
識別名
ディレクトリサービス管理者アカウントの識別名 (DN) です。
例: CN=jsmith,OU=Cloud,DC=example,DC=com
注: DNが指定されていない場合は、次の形式が使用されます。ドメイン名が example.com の場合:
CN=<user>,CN=Users,DC=example,DC=com
ドメイン名
ディレクトリのDNS名です 注: Distinguished Nameの代わりにLoginを使用する場合に必須です
ディレクトリID
ディレクトリサービスの識別子。例: d-##########
ディレクトリタイプ
ディレクトリサービスのタイプです。未指定の場合は Active Directory が既定値となります
プロバイダリージョン
Google Cloudのリージョン名。例: us-east1
管理者認証情報を含むこのPAMディレクトリレコードは、要件で作成したKSMアプリケーションと共有されている共有フォルダに配置する必要があります。この特権アカウントにアクセスするのはKSMアプリケーションのみでよく、ユーザーと共有する必要はありません。
PAM構成の設定
(すでにこの環境用のPAM構成が設定されている場合は、この手順を省略できます。)
ボルトの左側メニューから [シークレットマネージャー] を選択し、[PAM構成] タブを開いて、[新しい構成] をクリックします。
以下は、PAM構成レコードの必須フィールドとなります。
タイトル
構成名。例: GCP Workspace Configuration
環境
Google Cloud を選択します
ゲートウェイ
Keeperシークレットマネージャーアプリケーションで設定済みのゲートウェイを選択します
アプリケーションフォルダ
PAM構成を保存する共有フォルダを選択します。PAMユーザーレコードと同じ共有フォルダに配置することを推奨します
GCP ID
このGoogle Cloud環境を識別するための一意のIDです。任意の値を指定できますが、短く分かりやすい名称を推奨します。
例: GCP-DepartmentName
サービスアカウントキー
ゲートウェイのサービスアカウントキーのJSONテキストをコピーして貼り付けます
PAM構成レコードで設定可能なすべてのフィールドの詳細については、こちらのページをご参照ください。
3. PAMユーザーレコードの設定
Keeperローテーションは、PAMディレクトリレコードに含まれる認証情報を使用して、GCP環境内のPAMユーザーレコードのパスワードをローテーションします。PAMユーザーの認証情報は、要件で作成したKSMアプリケーションと共有されている共有フォルダに配置する必要があります。
以下は、PAMユーザーレコードの必須フィールドとなります。
タイトル
Keeperのレコードタイトル。例: AWS Directory User1
ログイン
ディレクトリサービスのユーザーアカウントのユーザー名
パスワード
アカウントのパスワード。指定は任意です。このフィールドが空の場合、ローテーション実行時に自動的にパスワードが設定されます
識別名
ディレクトリサービスのユーザーアカウントの識別名 (DN)
4. PAMユーザーレコードでのローテーション設定
手順3で作成したPAMユーザーレコードを選択し、レコードを編集して [パスワードローテーション設定] を開きます。
希望するスケジュールとパスワードの複雑さを選択します。
[ローテーション設定] では、前の手順で設定したPAM構成を使用します。
[リソース認証情報] フィールドでは、手順1で設定したPAMディレクトリの認証情報を選択します。
保存すると、ローテーションボタンが有効になり、手動実行または選択したスケジュールに基づいてローテーションを実行できるようになります。
PAMユーザーレコードに対して編集権限を持つユーザーであれば、そのレコードのローテーション設定を行うことができます。
トラブルシューティング
GCP Managed Directory Serviceユーザーの識別名 (DN) を取得する方法
ディレクトリユーザーの識別名 (Distinguished Name) を取得するには、以下のWindowsコマンドを使用します。
上記のコマンドが存在しない場合は、以下のコマンドを実行して、必要なモジュールをインポートします。
最終更新

