keeper/guacd

Keeper Connection Managerを使用したguacdのDockerによるデプロイ

イメージ: keeper/guacd

keeper/guacdは、Apache GuacamoleプロキシデーモンであるguacdをDocker化してデプロイしたもので、VNC、RDP、SSH、K8s、MySQL、PostgreSQL、SQL Server、telnetをサポートしています。通常は、keeper/guacamoleイメージを使用して、コンテナ用のguacdインスタンスを作成するために使用します。

guacdインスタンスを起動

TCPポート4822で待ち受けるguacdインスタンスを起動する操作は以下のとおりです。

docker run--name some-guacd-e ACCEPT_EULA=Y-d keeper/guacd

ここで、some-guacdはコンテナに割り当てる名前です。

guacdのログを表示

プロトコル固有の通信を処理するのがguacdであるため、リモートデスクトップの予期しない動作や接続の失敗をデバッグする場合に、guacdのログは役立ちます。guacdのログは以下のようにして表示します。

docker logs some-guacd

デフォルトでは、これらのログには「info」レベル以上のメッセージのみが表示されます。これは、コンテナを作成するときに、LOG_LEVEL環境変数を使用して上書きできます。

環境変数

ACCEPT_EULA

環境変数ACCEPT_EULAは「Y」に設定して、Keeper Connection ManagerのEULAに同意したことを示す必要があります。このDockerイメージは、EULAの条件に従わないと使用できません。

GUACD_UID

この変数はオプションで、guacdサービスを実行するユーザーに割り当てるUIDの数字を指定します。省略した場合、guacdサービスは、guacd用のKeeper Connection Managerパッケージによって作成された権限の制限されたユーザーのUIDで実行されます。

これは主に、ファイルのアクセス許可がkeeper/guacdのDockerイメージと一致しない可能性のあるボリュームマウントにguacdが書き込む必要がある場合に有効です。

GUACD_GID

この変数はオプションで、guacdサービスを実行するグループに割り当てるGIDの数字を指定します。省略した場合、guacdサービスは、guacd用のKeeper Connection Managerパッケージによって作成された権限の制限されたグループのGIDで実行されます。

これは主に、ファイルのアクセス許可がkeeper/guacdのDockerイメージと一致しない可能性のあるボリュームマウントにguacdが書き込む必要がある場合に有効です。

LOG_LEVEL

この変数はオプションで、表示するログメッセージの最低レベルを指定します。有効な値は、詳細度が増す順に「error」、「warning」、「info」、「debug」、「trace」です。

デフォルトのログレベルは、「info」です。