レポートの種類

コマンダーを使用したレポートの作成

概説

コマンダーには、イベントデータとコンプライアンスデータを使用して様々なレポートを実行する機能が用意されています。

一般的なレポート

以下はコマンダーで実行できるレポートの例となります。

  • X日間ログインしていないユーザーの検索

  • 各ユーザーが最後にログインした時刻の表示

  • X日以内にレコードの作成も更新もしていないユーザーの検索

  • ユーザーがアクセスしたすべてのレコードUIDの表示

  • チームがアクセスできる共有フォルダの特定

  • X日以内に変更されなかったレコードパスワードの特定

レポートをファイルに保存

コマンダーのすべてのレポートはファイルに保存できます。ファイルに保存するにはreportコマンドに以下のオプションを追加します。

--format レポートを返す形式をコマンダーに指定します。オプションは、jsoncsvtable (デフォルト表示) です。

--output レポート出力を保存するファイルの名前をコマンダーに指定します。 指定されたファイルが存在しない場合は、作成されます。

Microsoft ExcelまたはGoogleシートで使用するために、レポートをCSVとして保存します。

スクリプトで使用するためにレポートをjsonファイルとして保存します

ファイルの保存場所

コマンダーが作成したファイルは、コマンダーの実行方法と使用したオプションに応じて、複数ある場所のいずれかに保存できます。

デフォルトのコマンダーファイルの場所

コマンダーのアプリケーションバージョンを使用している場合、ファイルはデフォルトでユーザーディレクトリに保存されます。 つまり、Windowsの場合はC:\users\username、MacOSの場合は/Users/usernameです。

コマンドライン/ターミナルからコマンダーを使用している場合、ファイルはデフォルトでカレントディレクトリに保存されます。

特定の場所を設定

コマンダーを使用してファイルを作成する場合、ファイル名の前にパスを指定すると、ファイルは指定した場所に追加されます。 パスには、相対パスと具体的なパスがあります。 例えば、[...] --output "/reports/report.csv"は、デフォルトの場所を基準として「reports」という名前のフォルダにファイルが保存されます (つまり、アプリケーションバージョンの場合は、/Users/username/reports/に、コマンドラインを使用している場合は、current directory/reports/に保存されます)。

[...] --output "C:\reports\report.csv"では、Cディレクトリの「reports」という名前のフォルダにファイルが保存されます (Windowsの場合)。

レポートの種類

以下はコマンダーで実行できるレポートの一覧となります。コマンド名をクリックすると詳細情報が表示されます。

コマンド
説明

指定した日数内に特定の操作を実行しなかったユーザーを表示します

パスワード変更のレポートを表示し、変更されていないレコードを検索します

組織の監査ログとイベントログをエクスポートします

監査イベントのカスタマイズされたレポートを表示します

組織のユーザーのボルト内のレコードに関する情報を表示します

管理対象会社のプランと使用可能なライセンスの情報を表示します

組織内のユーザーごとにパスワードのセキュリティ強度のレポートを表示します

共有レコードの情報を表示します

ログインしたKeeperボルト内の共有レコードのレポートを表示します

ユーザーログインのレポートを表示します

一般的なレポートの詳細

ログインしていないユーザーの検索

ARAMアドオンが必要となります。

デフォルトでは、30日前まで遡ります (結果は、30日以内にログインしていないすべてのユーザーとなります)。遡る日数は--days Xフラグで変更できます。「X」は指定する日数となります。

各ユーザーが最後にログインした時刻の表示

ユーザーのチームやノードなどの詳細を含めるには、--last-loginを付けずにuser-reportを実行します

レコードの作成も更新もしていないユーザーの検索

ARAMアドオンが必要となります

デフォルトでは、30日前まで遡ります (結果は、30日以内にレコードの作成も更新もしていないすべてのユーザーとなります)。遡る日数は--days Xフラグで変更できます。「X」は指定する日数となります。

ユーザーがアクセスしたすべてのレコードを表示

ARAMアドオンとコンプライアンスレポートアドオンが必要となります

<ユーザー名>をアクセス履歴を表示するユーザーのユーザー名またはメールアドレスに置き換えます。

チームがアクセスできる共有フォルダを表示

コンプライアンスレポートアドオンが必要となります。

変更されていないレコードパスワードの特定

コンプライアンスレポートアドオンが必要となります。

最終更新