接続のエクスポート

Keeperコネクションマネージャーから接続データをエクスポート

概要

本ページでは、Pythonスクリプトを使用して、接続データと接続パラメータをJSONファイルにエクスポートする方法の1つについて取り扱います。エクスポートされたファイルは、別の Keeperコネクションマネージャーのインスタンスへ接続をインポート (こちらのページを参照) したり、Keeperコネクションマネージャーのクラウドバージョンへの移行に使用したりできます。

本ページに記載の例は、MySQLデータベースを使用したKeeperコネクションマネージャーの標準であるDocker自動インストール方法に基づいています。

1. ローカルマシンへのMySQLポートを開く

PythonファイルがDockerコンテナ内のデータベースをクエリできるようにするには、/etc/kcm-setup/docker-compose.ymlファイルを編集し、以下のように「ports」セクションを「db」コンテナに追加します。

db:
        image: keeper/guacamole-db-mysql :2
        restart: unless-stopped 
        environment:
            ACCEPT EULA: "Y"
            GUACAMOLE_DATABASE: "guacamole_db"
            GUACAMOLE_USERNAME: "guacamole_user"
            GUACAMOLE_PASSWORD: "XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX"
            GUACAMOLE_ADMIN_PASSWORD: "XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX"
            MYSQL_ROOT_PASSWORD: "XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX"
        LOG_LEVEL: "debug"
        ports:
            - "3306:3306"                       

Docker Composeの更新を適用するには、以下の手順で行います。

  • 自動インストールスクリプト (auto-docker) を使用している場合 kcm-setup.runスクリプトが保存されている場所に移動し、以下を実行します。

  • Docker Compose インストールの場合 /etc/kcm-setupフォルダに移動し、以下を実行します。

2. Pythonモジュールをインストールする

インスタンスにすでにPython3がインストールされている前提で、必要なPythonモジュールをインストールします。

お使いのオペレーティングシステムに応じて、以下のコマンドを使用してpython3-pipをインストールしてください。

  • CentOS / RHELの場合

  • Ubuntuの場合

3. エクスポートスクリプトを作成する

以下のコードをコピーしてexport.pyというファイルに貼り付け、Keeperコネクションマネージャーの インスタンス (kcm-setup.runファイルと同じ場所) に配置します。このPythonスクリプトは以下を実行します。

  • 標準/etc/kcm-setup/フォルダ内のdocker-compose.ymlファイルを特定する。

  • MySQLの認証情報を取得し、データベースに接続する。

  • 接続情報をエクスポートし、同じフォルダにexport.jsonというファイルを作成する。

環境によっては、ファイルを編集する必要がある場合があります。

スクリプトを実行するには、以下を入力します。

これにより、カレントフォルダにexport.jsonというファイルが作成されます。

備考

  • 「groups」オブジェクトはユーザーグループを指します。

  • 「group」オブジェクトはコネクショングループの場所を指します。

  • このデータを別のKCMインスタンスにインポートする際、ターゲットにコネクショングループが存在している場合にのみ、接続は正常にインポートされます。

最終更新