カスタムフィールドを使用したゲートウェイ構成

Keeperボルトのカスタムフィールドを使用したKeeperゲートウェイの高度な構成

これらの構成機能は実験的な段階にあり、ユーザーの皆様にお試しいただけますと幸いです。弊社では、これらの機能とパフォーマンスの評価しており、将来的に正式に統合することを検討中です。

カスタムフィールドを使用した高度なゲートウェイ構成

Keeperボルトでローテーションを設定する際、ローテーションするアセットの認証情報は対応するPAMレコードタイプに保存されます。これらのレコードタイプにはカスタムフィールドを追加できます。

これらのカスタムフィールドを使用して追加のゲートウェイ構成を定義します。構成が定義されると、Keeperゲートウェイはその内容に基づいて動作を調整します。

以下は、カスタムフィールドで可能なすべての構成となります。

カスタムフィールド名
タイプ
デフォルト値
説明

Shell

テキスト

None

ゲートウェイがローテーションスクリプトやポストローテーションスクリプトを実行する際に使用するカスタムシェルのパスを指定できます。これにより、スクリプトの実行環境を細かく制御できます。 値の例: C:\MY\SHLL

NOOP

テキスト

False

ゲートウェイがローテーション処理を行うか、スキップしてポストローテーションスクリプトのみを実行するかを制御します。

Trueに設定すると、ローテーション処理をスキップし、ポストローテーションスクリプトだけを実行します。

False (デフォルト) では、通常どおりローテーションが実行されます。 値の例: True

Kerberos

テキスト

False

Kerberos認証を使用するWinRM接続専用の設定です。 通常は、ゲートウェイが内部ロジックに基づいてKerberosの使用可否を自動判定しますが、接続に問題がある場合、このフィールドを True に設定することで自動判定を無効化し、常にKerberosを使用するように強制できます。 値の例: True

Private Key Type

テキスト

ssh-rsa

ゲートウェイバージョン 1.3.4以降。 このカスタムフィールドは、レコードに保存されている秘密キーのタイプまたはアルゴリズムに関係します。 秘密鍵を追加する際、通常はユーザーが何も指定しなくても、既存の鍵と同じアルゴリズムがローテーション時に自動的に使用されます。 ECDSA鍵を使用している場合は、鍵サイズも保持されます。 キータイプを上書きする必要がある場合に使用可能なオプション: ssh-rsa (注: 4096ビット) ssh-dss (注: 1024ビット、廃止) ecdsa-sha2-nistp256 ecdsa-sha2-nistp384

ecdsa-sha2-nistp521

ssh-ed25519

Private Key Rotate

テキスト

True

ゲートウェイバージョン 1.3.4以降。

TRUE: (デフォルト) カスタムフィールドが存在しない場合でも、秘密鍵があれば自動的にローテーションが実行されます。

FALSE: 秘密鍵が存在していてもローテーションを実行しません。レコード内の鍵をそのまま保持したい場合に使用します。

注記

  • カスタムフィールドの値の大文字と小文字は区別されません。

最終更新