Windowsにインストール
KeeperゲートウェイをWindowsにインストール

概要
本ページでは、Windows上でKeeperゲートウェイをインストール、構成、アップデートする方法について取り扱います。
要件
先へ進む前に、ゲートウェイデバイスが作成されていることを確かにしてください。
インストール
こちらのウェブページから最新のWindows用Keeper Gatewayをダウンロードします。
システム権限でサービスを実行するか、サービスアカウントを使用します。

新規インストール
サービスのインストール時に、「Enter a Keeper One-Time Access Token」 (Keeperワンタイムアクセストークンを入力) を選択し、ゲートウェイ作成時に表示されるトークンを指定します。インストールが完了すると、サービスが自動的に起動して、Keeperクラウドに登録されます。
アップグレード
既存のゲートウェイをアップグレードする場合は、「Enter a Keeper One-Time Access Token」 (Keeperワンタイムアクセストークンを入力) のチェックを外して、既存の設定が維持されるようにしてください。
インストール場所
デフォルトのインストール場所は以下となります。
セットアップオプション
Windowsサービスのインストール: ゲートウェイをWindowsサービスとしてインストールします
サービスアカウントを使用する: チェックすると、指定されたサービスアカウントが使用されます。チェックしない場合は、ゲートウェイをインストールしたアカウントが使用されます。
Windowsサービスを開始する: チェックすると、インストール後すぐにKeeperゲートウェイサービスを開始します。
自動アップデートを有効にする
デバッグログをオンにする: ゲートウェイのログファイルで詳細ログを有効にします。本番環境では推奨されません。Keeperサポートとデバッグする際のみ使用してください。
以前のインストールからKeeperゲートウェイ構成とログを削除する
Keeperゲートウェイサービスアカウントの指定 (任意)
「Use service account」 (サービスアカウントを使用する) をチェックした場合は、目的のサービスアカウントの認証情報を入力します。

ワンタイムトークンの指定
最後にKeeperボルトで提供されたワンタイムアクセストークンを入力します。

[次へ]をクリックした後、、次の画面で[インストール]をクリックしてKeeperゲートウェイをインストールします。
ゲートウェイサービス管理
Keeperゲートウェイをサービスとしてインストールして実行すると、Windowsサービスマネージャー内で「Keeper Gateway Serviceとしてアクセスして簡単に管理できるようになります。

構成ファイル
Keeperゲートウェイ構成ファイルには、KeeperシークレットマネージャーAPIからのデータを認証および復号化するために使用される暗号化キー、クライアント識別子、宛先サーバー情報を含むトークンのセットが含まれています。この構成ファイルは、ゲートウェイ作成時に生成されるワンタイムアクセストークンから作成されます。
Keeperゲートウェイがサービスとしてインストールされ実行されている場合、ゲートウェイ構成ファイルは以下の場所に保存されます。
Keeperゲートウェイがローカルにインストールされていて、サービスとして実行されていない場合、ゲートウェイ構成ファイルは以下の場所に保存されます。
ログファイル
デバッグ情報を含むログが自動的に作成され、ローカルマシンに保存されます。
ゲートウェイがサービスとして実行されている場合、ゲートウェイログファイルは以下の場所に保存されます。
ゲートウェイがサービスとして実行されていない場合、ゲートウェイログファイルは以下の場所に保存されます。
詳細ログ
詳細ログを有効にするには以下を行います。
[Windowsサービス] > [Keeper Gateway] > [プロパティ]に移動します。
サービスを停止します。
「Start Parameter」を
--debug
または-d
に設定します。「Start」をクリックしてサービスを開始します。
サービスを開始せずに[OK]をクリックしないでください。パラメータ設定が反映されません。

アップグレード
アップグレードするには、サービスを停止し、最新のファイルをインストールしてから、サービスを開始します。
gateway-config.json
構成ファイルをバックアップします。最新のKeeperゲートウェイをインストーラを実行します。
インストール中、「Keeperワンタイム アクセストークンを入力する」は選択しないでください。
自動アップデート
インストーラのプロセス中に「Enable automatic updates」 (自動更新を有効にする) を選択すると、新しいバージョンが利用できるようになった際にKeeper Gatewayが自動的に更新されるようになります。
サイレントインストール
このセクションでは、WindowsシステムでKeeperゲートウェイのサイレントインストールを実行する手順について解説します。サイレントインストールでは、メッセージを一切表示せずに、セットアップ処理をバックグラウンドで実行します。
Keeperゲートウェイをサイレントインストールするには、コマンドプロンプトまたはスクリプトで以下のコマンドを使用します。
<TOKEN>
をKeeperゲートウェイインストール用に生成した実際のトークンに置き換えます。
構成オプション
既存の構成: 以前に Keeperゲートウェイをインストールしていて、既存の構成を使用したい場合は、以下の方法でトークンの入力を迂回できます。
また、以下の他のオプションも使用できます。
インストールログファイル: インストール処理中にログファイルを生成するには、以下のオプションを使用して、ログファイルパスを指定します。
Windows サービス アカウント
特定のWindowsサービスアカウントでKeeperゲートウェイを実行する場合は、以下のオプションを使用してアカウントの詳細を指定します。
<ACCOUNT USERNAME>
と<ACCOUNT PASSWORD>
を、使用するサービスアカウントの認証情報に置き換えます。
自動アップデータ
自動アップデータ機能を有効にして、Keeperゲートウェイが自動的にアップデートをチェックして適用できるようにするには、以下のオプションを使用します。
アンインストール
サービスをアンインストールするには以下を行います。
「プログラムの追加と削除」からKeeperゲートウェイをアンインストールします。
必要に応じて、configuration.jsonファイルを削除します。
ネットワーク構成
ゲートウェイは、以下へのアウトバウンド接続のみを確立します。
Keeperクラウド
TLSポート443
対象インフラとの通信には、ネイティブプロトコル (SSH、RDPなど) を使用する必要があります。
Keeper KRelay (coturn) サーバー (krelay.keepersecurity.[com|eu|com.au|jp|ca|us])
ポート3478でTCPおよびUDP
ユーザーのボルトとゲートウェイサービス間で、安全で暗号化された接続を確立するために必要です。
Keeper KRelay (coturn) サーバー (krelay.keepersecurity.[com|eu|com.au|jp|ca|us])
ポート49152から65535までのTCPおよびUDPのアウトバウンドアクセス
指定されたポート範囲でアウトバウンドアクセスを確立するために必要です。
ゲートウェイでは、すべての暗号化および復号化処理をローカルで実行することでゼロ知識を保持します。Keeperクラウドとの通信にはKeeperシークレットマネージャーのAPIを使用します。
最終更新