URLパターンとリソースURLパターン

リモートブラウザ分離セッションにおけるURLおよびリソースの許可

概要

本セクションでは、PAMリモートブラウザレコードの以下のPAM設定項目について取り扱います。

  • URLパターン

  • リソースURLパターン

URLパターンとリソースURLパターン

「許可されたURLパターン」および「許可されたリソースURLパターン」パラメータで使用できるURLパターンの形式は一般的なURLと同じで、どのURLが使用可能かを厳密に指定します。パターンは以下の基準に従って適用されます。

  • パターンから省略された部分は無視され (必須条件として適用されません)、スキームが指定されている場合は標準ポート番号が指定されたものと見なされます。

  • ドメイン名には「特定のドメインの任意のサブドメイン」を示すために *. ワイルドカードを使用できます。

  • パスには * ワイルドカードを使用して任意の値が許可されることを示すことができます。

  • パスの末尾に * ワイルドカードを使用すると、そのパスの任意のサブパスが許可されることを示します。

  • ポート番号の代わりに * ワイルドカードを使用すると、任意のポートが許可されることを示します。

以下はパターンの例となります。

パターン
意味

accounts.google.com

任意のプロトコルおよび任意のパスに関する、ドメインaccounts.google.comへのリクエストを許可します。リクエストは、関与するプロトコルの標準ポートに対して行われる必要があります。

*.youtube.com

任意のプロトコルおよび任意のパスに関する、youtube.comの任意のサブドメインへのリクエストを許可します。リクエストは、関与するプロトコルの標準ポートに対して行われる必要があります。

http://10.10.10.10:8080

ポート8080を使用し、HTTP (HTTPSではなく) で10.10.10.10へのリクエストを任意のパスで許可します。

10.10.10.10:*

任意のプロトコルおよび任意のパスを使用して、任意のポートで10.10.10.10へのリクエストを許可します。

https://example.net/foo

HTTPS (HTTPではなく) を使用し、パス「/foo」に対するexample.netへのリクエストを許可します。リクエストは、HTTPSの標準ポートに対して行われる必要があります。

https://example.net/foo/*

HTTPS (HTTPではなく) を使用し、パス「/foo」の下の任意のパスに対するexample.netへのリクエストを許可します。リクエストは、HTTPSの標準ポートに対して行われる必要があります。

google.com

google.comのルートドメインからの任意のプロトコルやパスを許可しますが、サブドメインは許可しません。

次のページでは自動入力機能について取り扱います。

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