Androidスマートフォンとタブレット

Androidスマートフォンとタブレットに関するKeeper総合ガイド。

Keeperボルト

Keeperを使用すると、パスワード、ログイン名などの個人情報が専用のデジタルボルトに保存されます。ここでは、すべてのウェブサイトログイン認証情報と詳細の表示や編集に加えて、重要なファイルや画像の保存もできます。
Android概要

アカウントの作成とログイン

KeeperのAndroidモバイルアプリへの登録は簡単です。デバイスでGoogle Playストアにアクセスして、Keeperパスワードマネージャをインストールするだけで、新規アカウントの作成や既存のアカウントへのログインが可能になります。詳しくは、以下のビデオをご覧ください。
Keeper 101: アカウント登録とログイン -Android

新しいユーザー

新しいユーザとしてKeeperに登録する場合は、ログインページでアカウントを作成をクリックします。最初にメールアドレスを入力すると、マスターパスワードの作成を求められます。覚えておかなければならないパスワードはこれだけです。マスターパスワードを忘れないでください。Keeper専用の強力なマスターパスワードを選択することをお勧めします。アカウントを確定してボルトに進むには、メールに送信された認証コードの入力を求められます。
EnterpriseユーザーでSSOでログインする場合は、マスターパスワードの選択は不要です。

既存のユーザー

既存のユーザーの場合は、ログインをタップしてメールアドレスを入力します。次に、「デバイス承認」要求が発生する場合があります。認識されていないデバイスやブラウザでログインしようとしている場合は、Keeperボルトに進む前にデバイスの承認を実行する必要があります。次の3つの承認方法から選択できます。メール検証、Keeper Push、二要素認証
Keeper PushはKeeper独自の通知ベースのデバイス承認システムで、既存の認識済みデバイスにプッシュ通知を送信します。
Keeperプッシュを送信を選択すると、承認されたデバイスまたはブラウザのKeeperボルトに通知(プッシュ)が表示されます。
はいを選択して、新しいデバイスを承認します。
通知を受け取るには、認識/承認された別のデバイスにアクティブにログインしている必要があります。
通知を受信するには、別の認識済み/承認済みデバイスに有効にログインしている必要があります。
デバイスが承認されると、二要素認証(有効な場合)を求められるので、マスターパスワードを入力してボルトに進みます。

Enterprise SSOログイン

EnterpriseユーザーでSSOログインを使用している場合は、 Enterprise SSOログインをタップし、Keeperの管理者が指定した企業ドメインを入力します。入力したら、接続をタップします。Keeperに情報共有の許可を求めるメッセージが表示されたら、承諾して続行をタップします。
次に、ブラウザに移動して、WebベースのSSO Enterprise認証を行います。認証情報二要素認証コード(有効な場合)の入力に成功すると、Keeperボルトにログインします。

パスワードのインポート

ボルトに初めてログインすると、最初のパスワードの記録を作成するプロセスとアプリのいくつかの機能が順に表示されます。
コンピュータやウェブブラウザからパスワードをインポートしたい場合は、デスクトップコンピュータのウェブブラウザで「keepersecurity.com/setup」を開き、パスワードのインポート処理を開始します(近くにデスクトップコンピュータがない場合は、後でインポートを実行してください)。
ウェブブラウザや他のパスワードマネージャからWebボルトにパスワードをインポートする手順について詳しくは、こちらをクリックしてください。

記録の新規作成

パスワードのインポートに加えて、新しいパスワードの記録も手動で作成できます。パスワード、ログイン名、クレジットカード番号、銀行口座などの個人情報は、専用のデジタルボルトに(「記録」として)保存され、256ビットAESを使用してデバイス上で暗号化されます。最初に、「+」作成ボタンをタップするだけです。
  • ドロップダウンメニューから記録タイプを選択します(デフォルトのタイプは「ログイン」です)
  • 記録に名前を付けます
  • メールアドレスまたはユーザー名を入力します
  • パスワードを入力するか、サイコロをタップしてパスワードを生成します(詳細はこちら
  • ウェブサイトのアドレスを入力します
  • メモとカスタムフィールドに入力します
  • をタップしてファイルや写真を添付、または二要素認証コードを追加します
  • チェックマークアイコンをタップして完了します
Androidでの記録作成の詳細は、以下のビデオをご覧ください。
新規記録の作成と安全なファイルストレージの使い方 - Android

構成

Androidのフォルダの詳細は、以下のビデオをご覧ください。
Keeperを使用すると、フォルダやサブフォルダ別に記録を整理できます。フォルダを作成するには、「+」作成ボタンをタップして、フォルダを選択します。サブフォルダを作成するには、親フォルダに移動し、再度、「+」作成ボタンをタップして、フォルダを選択します。
通常のフォルダは一旦作成すると、共有フォルダに変換できないことにご注意ください。共有フォルダの作成方法については、こちらをクリックしてください。

移動とショートカット

Keeperを使用すると、ボルトの構成をお好みに合わせて簡単に調整できます。個別もしくは複数の記録やフォルダの移動、およびショートカットの作成が可能です。
エイリアスファイルのようなショートカットは複数の場所に配置でき、編集すると、まとめて変更されます。
1つまたは複数のフォルダや記録の移動またはショートカットの作成を実行するには、記録またはフォルダを長押しし、他にも移動またはショートカットを作成したいフォルダ記録があればそれも選択します。次に、画面の下部にあるアイコンをタップして、実行したい操作を選択します。
長押しショートカットアイコン
単一の記録の移動やショートカットの作成は、記録の詳細を表示し、オーバーフローメニューをタップして、実行することもできます。
3点ドット

お気に入り

記録をお気に入りに追加すれば、特に頻繁にアクセスするサイトをKeeperアプリ内で簡単に見つけられます。記録をお気に入りに追加するには、記録をタップし3点ドットからお気に入りをタップします。

共有

既存のKeeperユーザー(家族、友人、同僚など)との間で、記録やフォルダを安全に作成、共有、管理できます。
Androidでの共有の詳細は、以下のビデオをご覧ください。

記録を共有

Keeperの記録を開き、共有アイコンをタップしてから、共有をタップします。
ユーザーと共有をタップします。
ユーザーのメールアドレスを入力し、トグルスイッチを使用してユーザーへの許可(編集可、共有可、所有者にする)を選択します。チェックマークアイコンをタップして完了します。
Keeperの「ワンタイム共有」を使用すると、Keeperアカウントを作成しなくても、時間制限付きで誰とでも安全に記録を共有できます。ワンタイム共有の詳細は、こちらをクリックしてください。

フォルダを共有

共有フォルダを使用すると、複数の個人用フォルダにわたる記録を1人または複数のKeeperユーザーといくつでも共有できます。
共有フォルダの作成および記録の追加:
  1. 1.
    プラスマークの作成アイコン、展開し、共有フォルダを作成をタップします。
  2. 2.
    共有フォルダに名前を付け、保存をタップします。
  3. 3.
    共有フォルダに含めたい記録をタップし、「既存の記録を追加」を選ぶと記録が共有フォルダに入ります
他のユーザーと共有:
  1. 1.
    該当のフォルダをタップし、右上の3点ドットから「ユーザーと記録を管理」をタップします。
  2. 2.
    「ユーザー」タブから「ユーザーを追加」を選びます。ユーザーのメールアドレスを入力し、チェックマークをタップして保存します。
デフォルトのフォルダ権限は共有フォルダの右上3点ドットからフォルダ設定をタップし、初期設定を確認、編集できます。
ユーザーへの許可
ユーザーへの許可レベル
共有先の管理
ユーザーの追加または削除が可能です
記録の追加と削除を許可
記録の追加または削除が可能です
記録を編集可能にする
フォルダのユーザーは記録を編集できます
記録を共有可能にする
フォルダのユーザーは記録を他のユーザーと共有できます

個人情報ならびにお支払い

左側のナビゲーションメニューにある個人情報ならびにお支払いは、個人の住所と支払い情報を安全に保存できる場所です。
個人情報は、複数の住所や電話番号を安全に保存できる場所です。クレジットカードは、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード(CVV)、および請求書送付先住所を保存できる場所です。
「個人情報」タブで、鉛筆アイコンをタップして、電話番号と住所の詳細を入力します。「お支払いカード」タブで、お支払いカードをタップして、クレジットカードの詳細と請求書送付先住所を入力します。

主な特長

パスワード生成ツール

ログインごとに長いランダムなパスワードが生成されるため、個人情報を保護し、データ侵害のリスクにさらされる度合いを低減するのに有効です。Keeperでは、サイコロをクリックするだけで、すべてのサイトやアプリに対し、強力でランダムなパスワードを生成し、安全に保存します。
これにより、ウェブサイトの既存のログインパスワードが自動的に変更されるわけでは「ありません」。対応するウェブサイトの「パスワードの変更」フォームにアクセスして、より強力な新しいパスワードに一致するように古いパスワードを更新する必要があることに変わりはありません。KeeperFillでパスワードを簡単に変更する方法は、こちらをクリックしてください。

パスワードズーム

記録のパスワードを拡大表示するには、目のアイコンをタップしてから、パスワードを長押しします。数字でも記号でも、青と赤の色分けで簡単に識別できます。

自動起動

Keeperの自動起動機能を使用すれば、アプリを抜けなくてもウェブサイトに簡単にログインできます。記録を表示して、記録のURLをタップするだけです。すると、ウェブサイトを開くブラウザの指定を求められます。
Keeperのアプリ内ブラウザの詳細は、こちらをクリックしてください。

セキュリティ監査

左側のナビゲーションメニューにあるセキュリティ監査では、パスワードに安全度の総合点が付与され、パスワードの強度が目で見えるインジケータ(赤が最弱、緑が最強)で、どのようなパスワードが脆弱であるかがはっきり分ります。
記録のパスワードは、表示された一覧から記録をクリックして編集できます(対応するKeeperの記録の新しいパスワードと一致するように、記録にあるウェブサイトでパスワードを更新する必要があることに変わりはありません)。

記録の履歴

以前のバージョンの記録を簡単に復元することもできます。記録を表示して、オーバーフローメニュー(縦の3つの点)をタップしてから、記録の履歴をタップします。
記録を以前の状態に復元するには、復元したいバージョン番号をタップします。記録情報を確認してから、復元をタップします。
フォルダを復元しても元のフォルダ構造には戻らず、スタンドアロンフォルダになることにご注意ください。
記録の履歴機能は、有料個人向けプランと法人向けプランでのみ利用できます。
削除した記録は、左側のナビゲーションメニューの「削除しました」セクションにアクセスして、確認および復元できます。

ソートとフィルタ

Keeperのソートおよびフィルタオプションを使用して、記録を簡単に検索できます。画面の右上隅にあるフィルタアイコンをクリックし、以下のオプションから選択して記録を絞り込みます。
  • ソート方法: 名前、日付
  • 表示方法: リスト、フォルダ、または記録タイプ
  • フィルタ: お気に入り、共有記録、ファイル、二要素認証コード 、ウォッチのお気に入り
  • 記録タイプ: ログイン名、クレジットカード、連絡先など。

KeeperFill

KeeperFillを使用すると、Chrome、Firefox、その他すべてのサードパーティ製アプリケーションなどのウェブブラウザにパスワードをすばやく自動入力できます。
この機能を利用する前に、まず以下のいくつかの設定手順を実行する必要があります。
設定に移動します。
KeeperFillを「ON」にします。
すると、デバイスで以下のような様々な設定を有効にするように求められます。
  • 自動入力サービスでKeeperを選択する。
  • インストールしたサービスでKeeperFillを有効にする。
  • 利用可能な仮想キーボードセクションでKeeperFillを有効にする。
  • Keeperを他のアプリ上に表示できるようにする。

アプリおよびウェブブラウザでの自動入力

KeeperFillの表示は、デバイスで実行中のAndroidのバージョンによって多少異なります。現在使用中のAndroidのバージョンに特化した以下の手順をご参照ください。

Androidバージョン11.0:

Androidバージョン11のリリースでは、KeeperFillのログインプロンプトと入力結果がデバイスのキーボードに完全に統合されている_場合があります_(バージョン11でない場合は、次のセクションの「Androidバージョン8.0以降」をご参照ください)。
この自動入力の統合に対応しているのは、Googleの「Gboard」キーボードバージョン10.3やSamsungのキーボードバージョン5.2.00.87など、一部のキーボードでのみです。
アプリまたはウェブサイトのログイン画面で、キーボードの変換候補の表示エリアにあるKeeperにサインインをタップし、プロンプトが表示されたらマスターパスワードを入力します。
Keeperが記録の一致を確認すると、サイトのログインが表示されます。ログインを1回タップすると、自動入力されます。
ボルトで記録を検索したい場合、または新しい記録を作成したい場合は、検索/追加をタップします。
Keeperアカウントにサインインすると、セッションがタイムアウトするまで、KeeperFillを利用するために再度ログインを求められることはありません。

Androidバージョン8.0以降:

Android Oreo(8.0)以降では、KeeperFill機能によってログイン名やパスワードがアプリやウェブブラウザにシームレスに自動入力されます。
アプリまたはウェブサイトのログイン画面で、Keeperにサインインをタップし、Keeperのマスターパスワードを入力します。
Keeperが記録の一致を確認すると、サイトのログイン認証情報がKeeperFillのドロップダウンに表示されます。はいをタップして入力し、自動入力操作を確定します。
Keeperアカウントにサインインすると、セッションがタイムアウトするまで、KeeperFillを利用するために再度ログインを求められることはありません。

Androidバージョン7.0以前:

Android Nougat(7.0)以前の場合、旧バージョンのKeeperFillをカスタム仮想キーボードとして利用できます。
Android 8.0のGoogle Chromeブラウザも、旧バージョンのKeeperFillを利用できます。
アプリまたはサイトのログインフィールドをタップしてから、画面の右側に表示されるKeeperアイコンをタップして、KeeperFillキーボードを有効にします。
マスターパスワードを使用し、ログインをタップしてKeeperにログインし、KeeperFillキーボードを有効にします(プロンプトが表示された場合)。
Keeperが記録の一致を確認すると、ログイン認証情報がKeeperFillキーボードに表示されます。入力ボタンをタップしてから、はいをタップして自動入力操作を確定します。
Keeperアカウントにサインインすると、セッションがタイムアウトするまで、KeeperFillを利用するために再度ログインを求められることはありません。

Keeperのアプリ内ブラウザ

Keeperのアプリ内ブラウザを使用して、Keeperアプリから直接、記録を自動起動し、ログイン認証情報を自動入力することもできます。
(1) 記録のURLを1回タップしてサイトを自動起動し、Keeperで開くを選択します。
サイトのログインページにアクセスすると、認証情報が画面上部に表示され、ログインフォームに自動入力されます。
認証情報が自動入力されない場合は、画面上部の各ログインフィールドと対応する認証情報をタップして、フォームに個別に入力してサインインします。

セキュリティで保護されたアドオン

セキュアファイルストレージ

Keeperに搭載されたセキュアファイルストレージによって、機密ファイル、画像、ビデオを保護できます。パスポートの写真、健康保険証、運転免許証、税金やローンの書類、ビデオ、その他の個人ファイルなどのファイルをKeeperボルトに安全にアップロードして保存できます。
ボルト内から、新しい記録を作成したり、既存のログイン記録にファイルや画像を追加したりできます。記録の作成中または編集中に、クリップアイコンをタップし、既存のファイルを選択するか、または画像やビデオを撮影してボルトにアップロードします。
ファイルをアップロードしたら、必ずチェックマークアイコンをタップして記録を保存します。
ファイルまたは画像を1回タップすると表示されます。
セキュアファイルストレージの詳細は、こちらをクリックしてください。

BreachWatch

BreachWatchは強力かつ安全なアドオン機能で、インターネットとダークウェブを監視して、Keeperボルト内に保存された記録と一致するアカウントが侵害されていないか監視します。BreachWatchは、ハッカーから自衛するために即座に対処できるようにユーザーに警告します。BreachWatchを有効にすると、認証情報が侵害されていないかを継続的に監視し、危険にさらされている記録があれば、ユーザーに通知します。
BreachWatchによるスキャンを開始するには、BreachWatch > 開始の順にタップします。
すると、BreachWatchがユーザーの記録をスキャンし、関連するリスクがあれば報告します。一覧表示された個々の記録をタップすると、各リスクを解消するために必要な手順を確認できます。
リスクを解消するには、影響のあるウェブサイトでパスワードを変更する必要があります。パスワードを変更したら、Keeperボルトの対応する記録も同じパスワードで必ず更新します。
無視するをクリックすると、そのパスワードがリセットされるまで、その記録は以降のスキャンがスキップされます。また、何もせずに(対応を保留して)、危険なパスワードを元のままにしておくこともできますが、リスクにさらされ続けることになります。
BreachWatchの詳細は、こちらをクリックしてください。

設定

設定メニューでは、Keeperアプリケーションの個人用設定およびセキュリティ機能をカスタマイズできます。設定には左側のナビゲーションメニューからアクセスできます。
BusinessアカウントまたはEnterpriseアカウントに属する場合、一部のセキュリティ設定がKeeperの管理者によって強制される場合があることにご注意ください。
  • テーマを選択する
  • 二要素認証を有効にする
  • 生体認証ログインを有効にする
  • KeeperFillを有効にする
  • 自動ログアウト経過時間を設定する
  • クリップボードの有効期限を有効にする
  • 自己破壊を有効にする
  • 高速ログインモードを有効にする
  • パスワードを非表示にする
  • スクリーンショットを禁止する
  • メールアドレスを変更する
  • 秘密の質問をリセットする
  • マスターパスワードをリセットする
  • PBKDF2反復回数を調整する(詳細設定)

二要素認証

二要素認証(2FA)では、Keeperボルトまたは別のサイトやアプリケーションへのログイン時に2次パスコードを要求することで、セキュリティレイヤーがもう1つ追加されます。
重要度の高いアカウントや機密性の高いアカウント(銀行、病院、ソーシャルメディアのアカウントなど)には、二要素認証を有効にすることをお勧めします。
Keeperには、二要素認証を利用するための方法が2つあります。
  • Keeperボルトにログインします。
  • ユーザーの記録に二要素認証コードを埋め込むことにより、Keeperボルトから任意のサイトやアプリケーションにログインします。

Keeperボルトでの二要素認証

Keeperボルトで二要素認証を有効にするには、設定メニューから二要素認証を探し、二要素認証の隣のスイッチを「ON」にします。次に、ドロップダウンメニューから二要素認証の優先方式を選択します。

SMS通知の設定:

(1) Keeper二要素認証方式ドロップダウンメニューからSMS通知を選択します。
(2) 国番号(既定値はUS+1)を選択し、10桁の電話番号(市外局番を含む)を入力して、保存をタップします。
(3) コードの有効期限を選択します。
コードの他の経過時間を選択しない限り、ボルトにログインするたびに二要素認証を求められます。法人ユーザーは、Keeperの管理者により、ログインごとにコードの入力を求められる設定になっている場合があります。
(4) この番号とデバイスを信頼していることを検証するには、指定した電話番号に送信されたKeeperコードを入力します。
コードの有効期限は1分しかないので、新たなコードを送信する必要がある場合は、新しいコードを送信するをタップします。
(5) 次にバックアップコードが表示されます。入力した電話番号で二要素認証コードを受信できない場合は、代わりに一覧表示されたコードのいずれかを入力してください。コードを記録しましたをタップして完了します。
KeeperからSMSメッセージを受信していない場合は、代わりにTOTP方式を使用するか、または[email protected]に連絡して問題のトラブルシューティングを行ってください。

Google認証とMicrosoft認証(TOTP)の設定:

(1) Keeper二要素認証方式のドロップダウンメニューでGoogle認証とMicrosoft認証(TOTP)を選択し、保存をタップします。
(2) コードの有効期限を選択します。
コードの他の経過時間を選択しない限り、ボルトにログインするたびに二要素認証を求められます。法人ユーザーは、Keeperの管理者により、ログインごとにコードの入力を求められる設定になっている場合があります。
(3) メッセージが表示されたら、Google認証またはTOTPアプリでQRコードをスキャンし、表示された認証コードを入力します。保存をタップします。
(4) 次に、バックアップコードの一覧が表示されます。万一、二要素認証コードを受信できない場合は、代わりにバックアップコードを入力してください。コードを記録しましたをタップして完了します。
「コードの有効期限」に関する質問の回答によって、いつどこで二要素認証コードが必要になるかが決まります。このデバイスにコードを常に保存する を選択すれば、そのとおりになりますが、どこか他の場所、たとえば別のスマートフォンでサインインする場合、コードを再度要求されます。コードを入力すると、そのコードはそのデバイスに永続的に保存されます。30日ごとまたはログインごとに要求されるコードに関しても同様です。

ウェブサイトおよびアプリでの二要素認証

Keeperは、TOTP、SMS、Touch/Face ID、U2Fセキュリティキーなど、すべての二要素認証(2FA)方式とシームレスに統合されています。Keeperを使用してサイトの二要素認証コードを保存すると、次回、二要素認証が必要なログイン時にKeeperFillが自動入力してくれます(Android 8.0以降)。
(1) 記録の編集アイコンをクリックします。
(2) 二要素コードの追加を選択し、Keeperにデバイスのカメラへのアクセスを許可するか尋ねられたら、許可をタップします。
(3) デバイスのカメラ機能を使用して、サイトのQRコードにカーソルを合わせます。
(4) 記録に二要素認証コードが自動的に生成されます。チェックマークアイコンをタップして完了します。
必要に応じて、二要素認証コードフィールドをタップしてデバイスのクリップボードにコピーし、Appやサイトに貼り付けてください。

生体認証ログインサポート

生体認証を有効化する
メニューアイコン > 設定 をタップし、”生体認証”をオンにします。
セキュリティ上の理由により、指紋認証はほとんどのAndroidデバイスでサポートされている唯一の生体認証ログイン方法です。
生体認証ログイン
Keeperのログイン画面で、指紋でサインインするか、生体認証をタップして指紋認証します。

FIDO 2 WebAuthnセキュリティキー

Keeperを使用すると、YubiKey 5 NFCYubiKey 5C NFCYubiKey 5CiなどのFIDO2 WebAuthn互換ハードウェアキーを二要素認証に利用できます。
NFCデバイスは、Keeper Androidバージョン16.4.0以降でサポートされています。

設定と構成

(1) セキュリティキーを追加する前に、バックアップとして二要素認証方式を使用できる状態にしておく必要があります。
(2) 設定 > 二要素認証で、「セキュリティキー」の隣の追加をタップします。
(3) +の追加キーをタップし、セキュリティキーの名前を入力してから、登録をタップします。
(4) 開始をタップし、NFCでセキュリティキーを使用するを選択します。
(5) キーが振動しなくなるまで、デバイスの背面にキーをきっちりと差します。
(6) セキュリティキーが登録されました。
登録可能なセキュリティキーは最大5個です。登録したキーならどれでもアカウントのロックを解除できます。セキュリティキー画面からセキュリティキーを削除するには、登録したキーの左にあるチェックボックスをONにし、ゴミ箱のアイコンをタップしてから、削除をタップします。

プロンプトの表示頻度とオフラインアクセス

FIDO2 WebAuthnデバイスは、二要素認証方式の初期設定に基づいて、ログインに必要になります。以下に例を示します。
  • 二要素認証方式の初期設定が「ログインごとにプロンプトを表示」になっている場合、ログインするたびにYubikeyが必要になり、オフラインログインは無効になります。
  • 二要素認証方式の初期設定が「30日ごと」になっている場合、30日ごとにYubikeyが必要になり、オフラインログインは無効になります。
  • 二要素認証方式の初期設定が「常に記憶」になっている場合、Yubikeyは新しいデバイスごとに1回のみ必要になります。 オフラインボルトログインは有効になります。

アカウントの切替とボルトの選択

Keeperは、同じデバイスで複数のボルトを使用できるため、たとえば、個人アカウントとBusinessアカウントの切替が可能です。
デバイスに別のアカウントを追加するには、左側のナビゲーションメニューにあるアカウント タブに移動し、メールアドレスの隣のドロップダウンアイコンをタップします。アカウントの追加を選択して、別のアカウントを登録します。追加されたすべてのアカウントがこの画面とKeeperログイン画面に表示されるようになります。
Keeperログイン画面でもアカウントの切替や追加ができます。

二要素認証プロンプトの動作とオフラインアクセス

アカウントで二要素認証を有効にすると、二要素認証がバックエンドのクラウドシステムへのアクセスを保護するため、すべてのデバイスおよびすべてのプラットフォームでユーザーが保護されます。
その名のとおり、二要素認証はクラウドへのアクセスと、オンラインアカウントへのアクセスを保護します。 そのため、二要素認証を実行するには、オンライン接続が必要です。 二要素認証は、クライアントデバイスからサーバーに要求が発行されたときに起動します。 たとえば、新しいデバイスにログインするときや、既存のデバイスで新しい情報を同期するとき、またはその他のクラウドベースの機能を実行するときなどです。
デフォルトでは、iOS、Android、Mac、Windows用のKeeperアプリを使用すれば、マスターパスワード(オフラインモード)ですばやくログインしてボルトにアクセスできます。 マスターパスワードを入力するか、生体認証ログインを使用すると、データがローカルで復号化され、その後、アプリがサーバーに同期要求を送信します。そのタイミングで、二要素認証コードの入力を求められる場合があります。ローカルでのデータの復号化は非常に高速なため、インターネット接続の速度によっては、二要素認証のプロンプト表示が、ネイティブアプリケーションにログインして数秒後になる場合があります。
オフライン認証とボルトへのアクセスは、すべての個人ユーザーに許可されています。 Enterpriseユーザーは、従業員のオフラインアクセスの使用を制限する場合があります。

二要素認証トークンの保持時間指定

Androidデバイスで初めて二要素認証を有効にする場合、プロンプトを表示する頻度を選択します。 二要素認証のプロンプトの表示は、ログインごと、30日に1回、またはデバイスごとに1回のみに設定できます。 Keeperサーバーでは、二要素認証が常に有効になっていることを踏まえておくことが重要です。 デバイスへのログインが成功すると、二要素認証コードから「トークン」が生成され、サーバーが有効と見なす間、デバイスにローカルに保存されます。 このため、プロンプトが再度表示されることなく、何度でも同じデバイスにログインできるのです。 デフォルトでは、個人ユーザーはデバイスごとに1回だけプロンプトが表示されます。 Enterpriseユーザーは、毎回プロンプトを表示させて、新しいコードの入力を強制できます。
現時点では、Android上の二要素認証トークンの保持時間指定は、Webボルトまたはデスクトップアプリの初期設定では、デバイスで「1回のみ」が既定値です。 この動作を変更するには、iOSデバイスで二要素認証をOFFにしてから、二要素認証を再度有効にしてください。

インポートとエクスポート

Keeperボルトからデータをインポートおよびエクスポートするには、Keeper Webボルトにアクセスするか、またはコンピュータ用のKeeper Desktopをダウンロードします。
Keeper Webボルト: https://keepersecurity.com/vault
すべてのダウンロード: https://keepersecurity.com/download

アンインストールとアカウントのリセット

最新のOSには、以下の手順が適用されます。サードパーティ製のオペレーティングシステムの手順は異なる場合があります。

Keeperのアンインストール

アンインストールによって削除されるのは、ローカルデバイス上のKeeperとそのデータのみです。Keeper's Cloud Security Vaultに保存されたデータは消去「されません」。
  1. 1.
    デバイスの設定メニューを開きます
  2. 2.
    アプリまたはアプリケーションマネージャ(デバイスによって異なる)をタップします。
  3. 3.
    Keeperアプリに移動します。
  4. 4.
    アンインストールをタップします。
  5. 5.
    プロンプトが表示されたら、OKをタップして確定します。

アカウントのリセット:

Keeperをリセットすると、デバイスにローカルに保存された全Keeperアカウントの記録がすべて消去されます。Keeper's Cloud Security Vaultに保存されたデータは消去「されません」。
  1. 1.
    デバイスの設定メニューを開きます
  2. 2.
    アプリまたはアプリケーションマネージャ(デバイスによって異なる)をタップします
  3. 3.
    Keeperアプリ > ストレージに移動します。
  4. 4.
    データを消去キャッシュを消去をタップします。
  5. 5.
    プロンプトが表示されたら、OKをタップして確定します。
カスタマーサポートフォーム: https://keepersecurity.com/support.html
メールサポート: [email protected]
法人ユーザー: [email protected]
システムステータス: https://statuspage.keeper.io