KeeperFill for Safari

SafariにKeeperFill拡張機能をインストールして使用する方法の説明。KeeperFill for Safariは、Mac App Storeでダウンロードできます。
KeeperFill for Safariは、2023年5月25日以前にはKeeperデスクトップアプリに同梱されていました。現在は、App Storeから直接ダウンロードすることができます。

インストールと設定

  1. 1.
    ダウンロードページからKeeper for Safariをインストールします。以下のApp Storeのリンクから直接インストールすることもできます。 https://apps.apple.com/us/app/keeper-for-safari/id6444685332?mt=12
  2. 2.
    Safariブラウザを開き、Safari > 環境設定 > 拡張機能に移動します。
  3. 3.
    Keeper Safari拡張機能がすでにインストールされている場合は、それを無効化してください。
  4. 4.
    青いチェックボックスをクリックして、新しいKeeperFill拡張機能を有効にします。
  1. 5.
    これで、KeeperFill拡張機能がブラウザのツールバーに表示されるはずです。Keeperアイコンをブラウザのツールバーに表示するには、Safariの再起動が必要になる場合があります。
  1. 6.
    Safari内蔵のパスワードマネージャは無効にすることをお勧めします。Safari > 環境設定 > 自動入力の順に開き、ユーザー名とパスワードを無効にします。
  1. 7.
    後にユーザーは承認を求められます。「すべてのWebサイトでいつも許可する」を選択して、ユーザーの利用する全てのWebサイトでKeeperが動作できるようにします。
Keeperがすべてのウェブサイトで許容されることは重要です。この承認はKeeperがパスワードを自動入力しログインするサイトのパスワードを保存することを許可します。Keeperはゼロ知識製品で、ユーザーが訪問しているサイトやブラウザの履歴を監視、記憶、記録しません。質問や疑問がある場合、プライバシーポリシーをご覧ください。

概要動画

ログイン

個人ユーザーは、Keeperのメールアドレスとマスターパスワードを使用して、Keeperブラウザ拡張にログインできます。 Enterprise版のユーザーの場合は、Enterprise SSOログイン認証情報を使用してログインするように指示されることがあります。
Safariブラウザでは、Webボルトにログインすると拡張機能にも自動的にログインすることになります。 他のウェブブラウザでは、ボルトとブラウザの拡張機能に別々にログインする必要がある場合もあります。
SSOでログインするユーザーは、メールアドレスを入力して「次へ」をクリックします。管理者から指示された場合、Enterprise SSOログインのドロップダウンをクリックしてください。企業ドメインを選択して、Keeperの管理者が指定した企業ドメインを入力するか、またはマスターパスワードを入力します。

デバイス承認

SSOユーザーが新しいデバイスでログインする場合、デバイスの承認を実行する必要があります。デバイス承認については、こちらをクリックしてください。

ログイン状態を維持

ログイン状態を維持する設定を有効にすると、ブラウザを閉じても、さらにはコンピュータを再起動しても、Keeperにログインしたままの状態を維持できます。この機能を使用するには、まず拡張機能の設定メニューで有効にする必要があります。
設定をクリックし、ログイン状態を維持を「ON」にします。
続行する前に、Keeperにログイン中にデバイスを離れる場合にボルトを保護するために、まず、自動ログインを有効にすることをお勧めします。一定時間使用しない場合は自動的にログアウトされます。
「ログイン状態を維持」機能は、Keeper Desktopアプリとも互換性があり、アカウントのドロップダウンメニューの設定(Settings) > セキュリティで利用できます。

パスワードの自動入力

Keeperのカギをクリックすると、すばやく入力してサイトにログインできます。ログイン名とパスワードを入力するには、入力ボタンをクリックするか、または詳細を表示をクリックして個々のフィールドに入力します。

キーボードショートカット

マウスクリックの代わりにキーボードのショートカットを使用して、パスワードの自動入力処理をより一層シームレスにしたい場合は、以下の手順に従ってください。
  1. 1.
    ログインしたいサイトに移動します。
  2. 2.
    command+shift+k(Mac OSの場合)、またはalt+k(Windowsの場合)をタイプします。
  3. 3.
    表示されたフィールドで検索ワードの入力を開始します。
  4. 4.
    キーボードの上矢印と下矢印を使用して、探している記録を見つけて強調表示します。
  5. 5.
    Enterキーを使用してすばやく入力し、サイトにログインします。

複数アカウントの切替

同じウェブサイトのログイン情報が複数ある場合は、ドロップダウンメニューをクリックして候補を展開し、一致する記録をすべて表示します。

一致する記録

ウェブサイトにログインする際、Keeperブラウザ拡張が一致する記録を一覧表示します。 照合は、記録の「ウェブサイトアドレス」フィールドとカスタムフィールドをチェックして実行されます。
一致する記録のリストは、Keeperの記録に格納されたURLをチェックして判断されます。 リストが生成されると、論理的な一連のステップを踏んで、候補リストのソート順序、およびデフォルトの選択肢として特定のどの記録を選択するかが決定されます。
1. アクセスしているページがサブドメイン(xyz.google.comなど)を利用している場合は、まずそのサブドメインをチェックして、ボルトの記録内で最も近い一致値を探します。 最適な一致は、最後に使用された日時でソートされます。
2. サブドメインをチェックした後、Keeperは「パス」情報(xzy.googe.com/some/pathなど)を調べ、Keeperの記録内に保存されたパスと比較します。 最適な一致が、この場合も最後に使用された日時でソートされます。
3. 画面のページにメールアドレスが入力されている場合(事前に入力されたメールフィールドなど)、Keeperは、サブドメインおよびパスを基準に判断して、このメールフィールドを含む記録を事前に選択します。
記録をうまく照合するには、Keeperの記録の「ウェブサイトアドレス」フィールドを、目的のサイトに可能な限り近いドメインとパスに確実に一致させることです。

記録の新規作成

認証情報が保存されていないサイトでアカウントにログインしたり、アカウントを登録する場合、Keeperは、サイトのアプリケーションページのログイン/メールフィールドで使用できる認識されたメールアドレスを一覧表示します(あるいは、ログインを追加をクリックして新しいログイン情報を入力することもできます)。
次に、パスワードフィールドで、Keeperが代わりに強力でランダムなパスワードを即座に生成してくれます。入力して保存をクリックしてパスワードを承諾すると、Keeperの新しい記録が直ちに作成されます。
すでにパスワードがある場合は、そのパスワードを入力してはいをクリックし、入力した情報でKeeperの新しい記録を作成します。
このワークフローは、KeeperFillブラウザ拡張の設定 > 候補を自動入力で管理できます。
すでに一致するログイン情報のあるサイトの記録を新規作成するには、メニューアイコンをクリックし、新規作成をクリックします。

パスワードのインポート

ブラウザに保存されたパスワードをインポートする方法、および他のパスワードマネージャからパスワードをエクスポートする方法についての説明は、こちらをクリックしてください。

安全なパスワードの作成

ログインごとに長いランダムなパスワードが生成されるため、個人情報を保護し、データ侵害のリスクにさらされる度合いを低減するのに有効です。Keeperでは、サイコロをクリックするだけで、すべてのサイトやアプリに対し、強力でランダムなパスワードを生成し、安全に保存します。
これにより、ウェブサイトの既存のログインパスワードが自動的に変更されるわけでは「ありません」。対応するウェブサイトの「パスワードの変更」フォームにアクセスして、より強力な新しいパスワードに一致するように古いパスワードを更新する必要があることに変わりはありません。KeeperFillでパスワードを簡単に変更する方法は、こちらをクリックしてください。

パスワードの変更

KeeperFillを使用すると、ログインパスワードを簡単に変更できます。サイトの「パスワードの変更」ページにアクセスすると、Keeperからパスワード変更の補助が必要かを尋ねるプロンプトが表示されます。はいをクリックすると、パスワードを変更し、同時にボルト内の記録を更新するための簡単な手順が表示されます。これらの手順には、以下の操作を詳述する一連のプロンプトが含まれます。
  • 旧パスワード/現在のパスワードの自動入力
  • 新しい安全なパスワードの自動生成と自動入力
  • 変更の確定とパスワードのボルトへの保存
以下のビデオで、KeeperFillのパスワード変更補助機能を説明します。

1つの記録、複数のドメイン

一部のサイトは、ログイン/パスワードがまったく同じドメイン(ウェブサイトアドレス)を複数利用しています。いずれかの記録がこれに該当する場合は、完全に別個の記録を作成するのではなく、KeeperFillを使用して1つの記録に複数のウェブサイトドメインを格納できます。そのため、どのドメインからログインしようと、KeeperFillはそのドメインをエイリアスと認識し、格納された同じ認証情報を使用してログインできるようにします。

ログインの記録タイプ

  • 記録を表示したまま、編集をクリックします。
  • カスタムフィールドボタンをクリックし、URLを選択します。
  • 必要な数だけURLフィールドを記録に追加します。

一般記録タイプの場合

  • 記録を表示したまま、編集をクリックします。
  • カスタムフィールドボタンをクリックします。
  • カスタムフィールドの値に、サイトの代替ドメイン名を入力します。
  • 終了するには、保存をクリックします。
  • カスタムフィールドの追加ボタンをもう一度クリックすると、追加のドメイン名についてこのプロセスを繰り返すことができます。

同一サブドメインの設定

「同一サブドメイン」設定によって、Keeperブラウザ拡張は記録のサブドメイン(存在する場合)を認識して、そのドメインと区別できます。この設定により、ログインページのサブドメインに一致する記録だけが拡張ウィンドウに入力されます。
例: 「subdomain1.company.com」などのサブドメインドメインで構成されるウェブサイトアドレスを含む記録とは別に、同じドメイン「company.com」で構成されるウェブサイトアドレスを含む記録も設定している場合に、「subdomain1.company.com」にログインしようとすると、一致する記録として表示されるのは、「subdomain1.company.com」のみです。
この設定を有効にするには、次の手順に従って、設定 > 同一サブドメインの順にクリックし、同一サブドメインを「ON」にします。
サブドメインが類似した記録がボルトに存在する場合は、ドロップダウンメニューをクリックして、それらの別の一致記録を表示できます。
また、アクセスしているページのサブドメインに対応する記録はボルトに存在しないが、ドメインに対応する記録は存在する場合、Keeper拡張はそのドメインを含む既存の記録をすべて入力します。

クレジットカードとID

KeeperFillでボルトに保存されたクレジットカード情報やID情報も入力できます。クレジットカード情報は、現在Keeperに記録があるウェブサイトでのみ入力できます。

KeeperFillの右クリックコンテキストメニュー

ウェブサイトのフォームフィールドにKeeperのカギアイコンが表示されない場合は、そのフィールドを右クリックして、KeeperFillウィンドウを開くことができます。

トラブルシューティング

インストールした後にクラッシュする:ユーザーがSafariの「デバイス間で共有する」機能によってKeeper for SafariをM1 MacとIntel Macで同時にインストールした場合、以下の手順が必要になります:
  • Safariブラウザを開き、Safari>設定>機能拡張と進む
  • Keeper拡張機能を無効化し有効化する
  • 改めて起動する

アンインストール

Keeper for Safari をアンインストールするには、Safari>設定>機能拡張と進み、Keeperパスワードマネージャの隣の「アンインストール」をクリックします。
「Keeperパスワードマネージャ」デスクトップアプリケーションを削除する必要があります。そのために、Finderを開きアプリケーションに進んで、Keeperパスワードマネージャを探しゴミ箱にドラックします。
SafariからKeeperのブラウザ拡張をアンインストールしても、Keeper's Cloud Security Vaultに保存されたデータには影響しません。
サポートが必要な場合は、Keeperサポートチームにお問い合わせください(https://keepersecurity.com/support.html)。