ユーザーボルトのリージョン間移行

データセンターのリージョン間でボルトを移動するプロセス

概要

場合により、ユーザーは、サブスクリプションの設定場所以外のリージョンに所在する組織のメールアドレスに関連付けられた既存のKeeperボルトを使用することがあるかもしれません。 GDPRのコンプライアンスにより、Keeperはユーザーのボルトの場所を別のリージョンに変更することはできません。 たとえば、ユーザーが、米国データセンターにボルトを作成し、組織が、暗号化データが存在する欧州データセンターでサブスクリプションを作成した場合(その逆も同様)、各リージョンは完全に分離されているため、Keeperはボルトを他のリージョンに移動できません。 代わりに、データを所有するユーザーが、自身でデータを移行する必要があります。 このセクションは、このような移行を支援することを目的としています。

ステップ1: ユーザーに、ボルトのメールアドレスを変更するよう要求します。

仕事用メールアドレスを使用してボルトを作成し、ボルト内のデータは個人用というシンプルなケースの場合、最も簡単な解決策は、ユーザーのボルトに関連付けられているメールアドレスを、仕事用メールアドレス以外に変更することです。 (メールアドレスの変更に関する案内については、ユーザーボルトガイドの設定セクションを参照してください。) 完了したら、管理者はユーザーに再度招待を行います。仕事用ボルトを作成するための招待状がユーザーに届きます。 仕事用ボルトとしてボルトが作成されているが、誤ったリージョンに作成されている場合、メールアドレスを変更した後、ステップ2に進みます。 ボルト内のデータが個人的理由のものである場合、追加の手順は不要です。 ステップ3に進みます。

ステップ2: ボルトデータをエクスポートします。

ボルトが、新しいメールアドレスに再度関連付けられたら、データを移行する次のステップは、記録を .json ファイルでエクスポートすることです。 この手順に関する詳細は、ユーザーガイドのボルトのエクスポートセクションを参照してください。

ステップ3: 新しいボルトを作成します。

まだ作成していない場合、組織のKeeper管理者がアカウントを登録し(仕事用メールアドレスで)、招待状を送信します。 仕事用メールアドレスで新規ボルトを作成します。

ステップ4: データをインポートします。

ステップ2で作成した .json ファイルが、新しいボルトにインポートされます。 パスワードのインポートセクションの .json のインポート手順を実行します。

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