最終更新
最終更新
Keeperシークレットマネージャーは、DevOpsチームとエンジニアリングチームが特権アカウントへのアクセスを一元的に管理および制御するための、クラウドベースのゼロ知識プラットフォームです。以下は、シークレットマネージャーの一般的な使用例となります。
ソースコード、設定ファイル、CI/CDシステムからのハードコードされたクレデンシャルの削除
特権パスワード、APIキー、およびその他の管理対象シークレットへのアクセス保護
マシンやアプリケーションへのボルトアクセスの提供
Keeperシークレットマネージャーでは、Keeperボルト内の特定のフォルダにアクセスする必要のある各対象環境に対して「アプリケーション」が作成されます。 アプリケーションに対して、ボルト内の1つまたは複数の共有フォルダやレコードへのアクセス権を付与できます。アプリケーションは、1つまたは複数の「クライアント」から利用できます。クライアントはシークレットマネージャーインフラストラクチャによって個別に認証および管理されます。
たとえば、Keeperの「アプリケーション」が運用システムとなり、運用システム内の個々のウェブサーバーがクライアントになる場合もあります。各クライアントは、リクエストの署名に使用するクライアントIDと秘密鍵を使用して、Keeperボルトに対して認証されて通信します。
本ページのコマンドを使用して、Keeperシークレットマネージャーアプリケーションとクライアントデバイスを設定します。
secrets-manager app create <APPLICATION NAME>
ボルトのユーザーインターフェースから実行できますが、ここではシークレットを作成し、共有フォルダを作成してから、そのシークレットを共有フォルダに移動することにします。以下はコマンドの例です。
共有フォルダまたはレコードUIDを検索するには、「ls -l」コマンドまたは「info」ダイアログのボルトのユーザーインターフェースを使用します。
このコマンドの出力から、クライアントで使用するワンタイムアクセストークンが得られます。
secrets-manager app list
secrets-manager app get <APPLICATION NAME|APP UID>
対話型シェル、CLI、JSON設定ファイルのいずれを使用する場合でも、以下のコマンドがサポートされており、各コマンドでは追加のパラメータとオプションがご利用になれます。
特定のコマンドのヘルプを表示するには、次のコマンドを実行します。
help <command>
secrets-managerコマンド形式
Keeperシークレットマネージャーコマンドの形式は以下のとおりです。
secrets-manager <command> <sub command>
すべてのアプリを一覧表示するには、次のコマンドを使用します。
secrets-manager app list
以下はすべてのsecrets-managerコマンドとその詳細となります。
Keeperシークレットマネージャーに関連するすべてのコマンド
コマンド: secrets-manager app create
詳細: クライアントをシークレットに関連付けるために使用する新しいアプリケーションを作成します
パラメータ:
アプリケーションの名前
例:
コマンド: secrets-manager app get
詳細: 指定したアプリケーションに関する情報を表示します
パラメータ:
アプリケーションの名前またはUID
例:
コマンド: secrets-manager app remove
詳細: アプリケーションを削除します
パラメータ:
アプリケーションの名前またはUID
例:
コマンド: secrets-manager app list
詳細: すべての作成済みアプリケーションを一覧表示します
例:
コマンド: secrets-manager share add
詳細: シークレット (レコードまたは共有フォルダ) をアプリケーションに追加します
スイッチ:
--secret、-s <シークレットのUID> 共有するシークレット。フォルダまたはレコードUIDを指定できます
--app、-a 共有先のアプリケーション
--editable、-e レコードの編集を許可します
例:
コマンド: secrets-manager share remove
詳細: シークレット (レコードまたは共有フォルダ) をアプリケーションから削除します
スイッチ:
--secret、-s <シークレットのUID> 共有するシークレット。フォルダまたはレコードUIDを指定できます
--app、-a 共有先のアプリケーション
例:
コマンド: secrets-manager client add
詳細: アプリケーションへの接続に使用するクライアントをアプリケーションに追加します。このコマンドの出力は、シークレットマネージャーSDKを使用してクライアントデバイスを初期化するために使用するワンタイムトークンです。
スイッチ:
--name <クライアント名> クライアント名 (デフォルトはランダムな10文字)
--first-access-expires-in-min <分> 初回アクセスの有効期間 (デフォルトは60
、最大は1440)
--access-expire-in-min <分> クライアントアクセスの有効期間 (デフォルトは無期限)
--unlock-ip 最初に要求するデバイスに対してIPアドレスをロックしません
--count <数> 生成するトークンの数 (デフォルトは1)
--config-init <{json、b64、k8s}> ワンタイムトークンから設定文字列を初期化します
--name <名前> クライアントの名前
例 1. 「Test 1」という名前の新しいデバイスを作成し、ワンタイムアクセストークンを生成します。
例 2. 「Test 2」という名前の新しいデバイスを作成し、IPロックなしの完全に初期化されたJSON設定ファイルを生成します。この設定ファイルは、デバイスに直接読み込めます。
例 3. 「Test 3」という名前の新しいデバイスを作成し、IPロックなしの完全に初期化されたbase64設定文字列を生成します。この設定ファイルは、JSON設定ファイルを使用する代わりに、単一の文字列としてデバイスに読み込めます。
例 4. 「Test 4」という名前の新しいデバイスを作成し、IPロックなしの完全に初期化されたKubernetes設定を生成します。YAML出力は、ファイルにカットアンドペーストして適用し、Kubernetesシークレットとして作成できます。
コマンド: secrets-manager client remove
詳細: アプリケーションからクライアントを削除します
スイッチ:
--client アプリケーションから削除するクライアント
--app、-a アプリケーション
--force 承認を求めません
例:
アプリケーションを作成します
指定したアプリケーションに関する情報を表示します
アプリケーションを削除します
すべてのアプリケーションを一覧表示します
シークレット (レコードまたは共有フォルダ) をアプリケーションに追加します
シークレット (レコードまたは共有フォルダ) をアプリケーションから削除します
アプリケーションにクライアントを追加します
アプリケーションからクライアントを削除します
Keeperシークレットマネージャープラットフォームを設定および管理するコマンド