Heroku
Keepers Secrets Managerを使用して、Herokuアプリケーションの機密性の高いシークレットを保存。
最終更新
Keepers Secrets Managerを使用して、Herokuアプリケーションの機密性の高いシークレットを保存。
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シークレットのクレデンシャルをKeeperボルトに安全に保存し、Herokuで公開せずに使用できます
Keeper ボルトからHerokuアプリにファイルをコピーします
Herokuの他のSecrets Manager SDK機能 (記録の作成やTOTPコードなど) を利用できます
Keeper Secrets Manager機能の完全なリストについては、概要をご参照ください。
Herokuには、アプリケーションの設定変数を保存する機能があります。問題は、値が閲覧可能な形式で保存されることです。Keeper Secrets Managerを使用すると、機密性の高いシークレットをゼロ知識環境にある別の場所に保存できます。
以下は、Herokuと連携して使用可能なKeeper Secrets Manager SDKです。
Keeper Secrets ManagerとHerokuの連携機能については、以下のサンプルプロジェクトをご参照ください
この例では、Keeper Secrets Manager SDKを使用して、webhookトークンを取得し、HerokuウェブアプリケーションからSlackのチャネルにメッセージを送信します。
最初の手順は、Slackのインスタンスからwebhookトークンを取得することです。Slackのウェブサイトにログインし、Your Appsに移動します。
Create New App (アプリの新規作成) ボタンをクリックし、ダイアログボックスからFrom scratch (最初から) を選択して、新しいアプリを作成します。この時点で、App Name (アプリ名) を入力し、アプリを開発するワークスペースを選択します。
次に「Incoming Webhooks」 (受信Webhook) ボタンをクリックします。
Incoming Webhookを有効にします。すると、Webhook URLs for Your Workspace (ワークスペースのWebhook URL) セクションが表示されます。Add New Webhook to Workspace (ワークスペースに新しいWebhookを追加) ボタンをクリックします。
次に、ワークスペースでチャンネルを選択します。
Incoming Webhooks (受信Webhook) ページの下部にWebhook URLが表示されるようになります。 この例では、そのURLをコピーします。これで、Keeperボルトの記録に格納されます。
Keeperボルトで、共有フォルダにSlackのWebhook URLを格納するログイン記録を作成します。共有フォルダは、アプリケーションを使用して追加できます。詳細については、クイックスタートガイドをご参照ください。
この例では、HerokuアカウントとPython 3が必要です。次の手順では、説明に従って、Heroku CLIをインストールします。
Heroku CLIをインストールすると、アプリケーションを作成できます。
生成されたアプリケーションの名前は、この例とは異なります。
アプリケーションに使用される空のGitリポジトリも作成されます。このGitリポジトリは複製できます。空であるという警告が表示されます。その後、リポジトリディレクトリに変更します。
リポジトリを複製すると、設定の変数をセットできます。セットする必要のある設定変数は2つあります。1つ目は、Webhook URLを含む記録のUID記録であるRECORD_UIDです。2つ目は、Base64でエンコードされたSecrets Managerの設定を含むKSM_CONFIGです。
Base64設定の作成について詳しくは、設定のドキュメントをご参照ください。
設定変数を指定して、アプリケーションを追加できます。最初の手順は、Python 3アプリケーションの要件を定義することです。requirements.txtファイルには、ウェブサイトで使用するFlask、Slackとの通信に使用するslack_sdk、Secrets Managerとの通信するkeeper-secrets-manager-coreが含まれています。
任意のエディタで、以下の内容をapp.pyに保存します。
これは、フォーム入力ボックスと送信ボタンを表示する、単純なFlaskウェブアプリケーションです。入力ボックスに入力されたテキストはすべて、Slackチャンネルに送信されます。
最後の部分では、Procfileファイルを使用してアプリケーションを起動する方法に関する情報をHerokuに渡します。
これで、アプリケーションを実行する準備ができました。Gitリポジトリにファイルを追加し、メインブランチをプッシュします。これにより、アプリケーションがビルドされて起動します。
この時点で、URL (https://random-name-30564.herokuapp.com/
) を使用するか、以下のコマンドラインを使用してウェブサイトにアクセスできます。
シンプルなウェブサイトが表示されます。メッセージを入力して、Submit (送信) をクリックします。
作成されたWebhookのチャネルにメッセージが表示されるはずです。
Webhook URLをログイン記録の[ウェブサイト アドレス]フィールドにコピーして保存します。保存したら、記録の情報アイコン をクリックして、記録UIDを確認します。記録UIDのURLをクリップボードにコピーして、実際の記録UIDを含めることができます。必要なのはURLの部分だけです。