PowerShellモジュール
KeeperコマンダーPowerShellモジュールのインストール
概要
Keeperコマンダーの1つのバージョンは、.Netで開発され、PowerShellモジュールとしてPowerShell Galleryに公開されています。本ページでは、このPowerShellモジュールのインストールと使用方法について解説します。
PowerShell CLI
KeeperのPowerShellコマンドラインツール (PowerCommander) では、基本的なボルトアクセス機能と管理機能がご利用になれます。
KeeperコマンダーのPowerShell モジュールは、PowerShell Galleryにて入手できます。
PowerShell Galleryからのインストール
PowerShell GalleryからPowerCommanderをインストールするには以下を実行します。
GitHubリポジトリ
PowerCommanderモジュールをソースから実行する方法については、以下のGitHubページをご参照ください。
インストールのトラブルシューティング
実行ポリシー権限を設定
PowerCommanderコマンドを実行できない場合は、実行ポリシーを設定する必要があると考えられます。以下のコマンドを実行して確認します。
すると、以下のようなリストが表示されます。
インストールの「Scope」が「Undefined」または「Restricted」の場合は、以下のコマンドを使用して「Unrestricted」に設定します。
上の例では、CurrentUser
のスコープを設定しています。
PowerCommanderのコマンド
コマンドレット
Connect-Keeper
kc
Keeperサーバーにログインします
Sync-Keeper
ks
Keeperサーバーと同期します
Disconnect-Keeper
ログアウトしてデータを消去します
Get-KeeperLocation
kpwd
現在のKeeperフォルダを表示します
Set-KeeperLocation
kcd
Keeperフォルダを変更します
Get-KeeperChildItems
kdir
現在のKeeperフォルダのサブフォルダ名とレコード名を表示します
Get-KeeperObject
ko
UIDによってKeeperオブジェクトを取得します
Get-KeeperRecord
kr
すべてのレコードを列挙します
Get-KeeperSharedFolder
ksf
すべての共有フォルダを列挙します
Add-KeeperRecord
kadd
Keeperのレコードを追加/変更します
Remove-KeeperRecord
kdel
Keeperのレコードを削除します
Move-RecordToFolder
kmv
レコードをKeeperフォルダに移動します
Add-KeeperFolder
kmkdir
Keeperフォルダを作成します
Remove-KeeperFolder
krmdir
Keeperフォルダを削除します
Copy-KeeperToClipboard
kcc
レコードのパスワードをクリップボードにコピーします
Show-TwoFactorCode
2fa
二要素コードを表示します
Copy-KeeperFileAttachment
kda
添付ファイルをダウンロードします
Copy-KeeperFileAttachmentToStream
添付ファイルをストリームにダウンロードします
Copy-FileToKeeperRecord
添付ファイルをレコードにアップロードします
Get-KeeperInformation
kwhoami
アカウントライセンス情報を表示します
Get-KeeperDeviceSettings
現在のデバイス設定を表示します
Set-KeeperDeviceSettings
this-device
現在のデバイス設定を変更します
共有コマンドレット
Show-KeeperRecordShare
kshrsh
レコード共有情報を表示します
Grant-KeeperRecordAccess
kshr
ユーザーとレコードを共有します
Revoke-KeeperRecordAccess
kushr
ユーザーからレコード共有を削除します
Move-KeeperRecordOwnership
ktr
レコードの所有権をユーザーに譲渡します
Grant-KeeperSharedFolderAccess
kshf
共有フォルダにユーザーまたはチームを追加します
Revoke-KeeperSharedFolderAccess
kushf
共有フォルダからユーザーまたはチームを削除します
Get-KeeperAvailableTeam
kat
利用可能なチームを取得します
Get-KeeperOneTimeShare
kotsg
レコードのワンタイム共有を取得します
New-KeeperOneTimeShare
kotsn
ワンタイムシェアを作成します
Remove-KeeperOneTimeShare
kotsr
ワンタイムシェアを削除します
エンタープライズコマンドレット
Sync-KeeperEnterprise
ked
Keeperエンタープライズ情報を同期します
Get-KeeperEnterpriseNode
ken
すべてのエンタープライズノードを列挙します
Get-KeeperEnterpriseUser
keu
すべてのエンタープライズユーザーを列挙します
Get-KeeperEnterpriseTeam
ket
すべてのエンタープライズチームを列挙します
Get-KeeperEnterpriseTeamUser
ketu
チームのエンタープライズユーザーのリストを取得します
New-KeeperEnterpriseNode
kena
ノードを作成します (新規)
Add-KeeperEnterpriseUser
invite-user
ユーザーをエンタープライズに招待します (新規)
Lock-KeeperEnterpriseUser
lock-user
エンタープライズユーザーをロックします
Unlock-KeeperEnterpriseUser
unlock-user
エンタープライズユーザーのロックを解除します
Move-KeeperEnterpriseUser
transfer-user
ユーザーアカウントを別のユーザーに移管します
Remove-KeeperEnterpriseUser
delete-user
エンタープライズユーザーを削除します
Get-KeeperEnterpriseRole
ker
すべてのエンタープライズ ロールを列挙します (新規)
Get-KeeperMspLicenses
msp-license
MSPライセンスを返却します
Switch-KeeperMC
switch-to-mc
管理会社へ切り替えます (新規)
Switch-KeeperMSP
switch-to-msp
MSP に戻ります (新規)
Get-KeeperManagedCompany
kmc
エンタープライズ管理会社をすべて列挙します
New-KeeperManagedCompany
kamc
管理会社を作成します
Remove-KeeperManagedCompany
krmc
管理対象会社を削除します
Edit-KeeperManagedCompany
kemc
管理対象会社を編集します
Get-MspBillingReport
MSP請求レポートを実行します
シークレットマネージャーコマンドレット
Get-KeeperSecretManagerApp
ksm
すべてのKeeperシークレットマネージャーアプリケーションを列挙します
Add-KeeperSecretManagerApp
ksm-create
Keeperシークレットマネージャーアプリケーションを追加します
Grant-KeeperSecretManagerFolderAccess
ksm-share
KSMアプリケーションに共有フォルダを追加します
Revoke-KeeperSecretManagerFolderAccess
ksm-unshare
KSM アプリケーションから共有フォルダを削除します
Add-KeeperSecretManagerClient
ksm-addclient
KSMアプリケーションにクライアント/デバイスを追加します
Remove-KeeperSecretManagerClient
ksm-rmclient
KSMアプリケーションからクライアント/デバイスを削除します
コマンドの追加
PowerShellモジュールにはお客様からのリクエストに応じてKeeperコマンダー (Python) の機能を追加しておりますので、すべての機能が追加されているわけではありません。ご要望などございましたら、弊社のエンジニアリングチーム (commander@keepersecurity.com) までご連絡ください。
例
Keeperアカウントに接続します。
Keeperフォルダの内容を一覧表示します。
f - フォルダ
r - レコード
S - 共有
A - ファイル添付
O - 所有者
現在のKeeperフォルダ内のすべてのレコードの二要素コードを表示します。
ボルト内のすべてのレコードの二要素コードを表示します。
kr
はGet-KeeperRecords
のエイリアスです。2fa
はShow-TwoFactorCode
のエイリアスです
レコードのパスワードをクリップボードにコピーします。
contro
はレコードタイトルの部分文字列です。上記のkdir
出力の最後のエントリをご参照ください。kcc
はCopy-KeeperToClipboard
のエイリアスです。
または
'ktY3jEBqwFDi9UYZSxmIpw'
は同じレコードのレコードUIDです。
Keeperのレコードを追加/変更します。
Keeperのレガシーレコードを作成します。
Keeperでlogin
タイプのレコードを作成します。
既存のレコードに新しいパスワードを生成します。
レガシーレコードとタイプのあるレコードの両方でサポートされる定義済みフィールド
login
ログインpassword
パスワードurl
ウェブサイトアドレス
所有レコードをフォルダにコピーします。
現在のKeeperフォルダ内のすべてのレコードを「Shared Folder」という名前のフォルダにコピーします。
すべてのエンタープライズユーザーを一覧表示します。
新しい管理会社を作成します。
新しい管理会社に切り替えます。
最終更新